下の写真は『フュージョン』というカムリやアコード級のセダン。小さいジャガーみたいなスタイルをしており、なかなか好評。ECOカーアジアで紹介している新型アコードと見比べて欲しい。100歩譲ってデザインだけならカッコ良いアメリカ車もあった。されどフュージョンの場合、スペックだって負けていない。いや、日本車以上だ。
素直にカッコよい
まずベースモデルに搭載されるエンジン。何と1,6リッター179馬力のECOブースト(ターボ)である。フォードは販売するクルマの90%をECOブーストエンジンに切り替えると発表し、着々と計画をすすめている。さらに売れ行き好調のスバルを意識し、237馬力の2リッターターボエンジンを搭載する4WDもラインナップ。
そして新たに加わったのがトヨタと同じシステムを採用するハイブリッド。燃費を見て驚く! 何と都市モード&高速モードいずれも20、1km/Lというスンゴイ数字なのだ。参考までに書いておくと、カムリHVは都市モード18,3km/Lの高速モード16,6km/L。プリウスαの18,8km/Lと17,1km/Lより優れてます。
一般ユーザーの評価は少しタイムラグある。今までダメなクルマを売っていたフォードを信じられない、という人も多いようだ。されど彼らには「地の利」だってあります。「外車って高い」と思っている日本人が多いけれど、スターティングプライスはフュージョン2万1700ドル。カムリで2万2055ドル。アルティマ2万1500ドル。
新興勢力は少し安価なプライスタグを付ける。ソナタ2万895ドル。さらにアメリカ仕様のVWパサート2万845ドル。参考までに書いておくと、レガシィの好調な売れ行きは4WDでソナタより安い2万295ドルという破格の価格設定が効いている。このクラス、今や世界で最も厳しい戦いと言ってもよかろう。新型アコードやいかに?
・ECOカーアジアは「アコードPHVの詳細判明」