そのために東洋医学を取り入れました。
東洋医学は‘気’の医学です。漢方は‘気’の薬です。

それはあまりにも基本すぎることなのですが、
当たり前すぎて返って認識されていないかもしれません。
‘気’を診てはじめて東洋医学的な本質を診断することができます。
‘気’を診てはじめて健康の度合いがわかるのです。

‘気’を診る･･････、これは人類がみな平等に持つ能力・財産であり、個人差はあるけれど誰でも認識することができます。
その手段の一つがFT（フィンガーテスト）です。

‘気’が認識できれば、いろいろなものに‘気’が存在していることがわかります。

生命にはもちろん‘気’が存在しますが、私たちの周囲のあらゆる存在も私たち生命を通じてある種の気の関わりをアピールしています。

あなたが身に着けている小さな金属や小石にも、
あなたにとっての関係の良し悪しがあるのです。
それらの影響を受けてあなたの身体は変化しているはずです。

普段お飲みになる薬が果たして自分に適合するものかどうか･･････
新たにお飲みになろうする薬の効き目など･･････
そんな単純なことも‘気’は忠実に語ってくれます。

西洋医学は人体を物質的な側面から現代科学を用いてその現象を機能的・生理的･病理的に解明してきました。樹木に例えると、地上から上の幹や枝の部分、眼に見える部分ですね。

東洋医学は古代から経験的・伝統的に発展してきましたが、その本質は‘気’であり、人体を‘気’の側面から捉え機能的･生理的･病理的に解明したものです。樹木に例えると、地下の根の部分、眼実見えない部分です。

東洋医学と西洋医学の視点は異なりますが、裏と表から診ているのだと思ってください。

あらゆる病気には物質的な現象としての側面と‘気’の側面があり、西洋医学は前者を東洋医学は後者を診て治療していくことになります。

西洋医学･東洋医学･･････どちらもまだ発展段階ですが、私たちにとってはどちらもとても重要です。どちらも尊重すべきものです。

現代社会は様々なストレスが心身に重くのしかかり、心も身体も疲れ果てています。ただでさえデリケートな身体にはなるべく負担をかけずに治したいものです。
体のどこがどのように異常をきたしているか･･････西洋医学的な検査によって解決されるものもあれば‘気’を診る事によってわかることもあります。
東洋医学ではどのように診断するのでしょうか？

あなたの体の変化はあなたの体から発せられる‘気’の変化として現れます。体の微細な変化を‘気’が現すのです。

西洋医学で異常のないことをはっきりさせることは大切ですが、それで具合が改善しないときは視点を替えてみる必要があります。

その場合の選択肢として活用されるべき方法が東洋医学の‘気’の治療法なのです。

両者の良いところを取り入れて病態を診る・治療することこそ、今世紀に求められる医療の姿ではないでしょうか。