トップページ政治ニュース一覧外相 韓国代表とことば交わさず
ニュース詳細

外相 韓国代表とことば交わさず
9月6日 1時36分

日本海にある島根県の竹島の領有権を巡る問題で日韓関係が悪化するなか、玄葉外務大臣は、ロシアのウラジオストクで開かれているAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議の場で、韓国の代表との握手に応じたものの、ことばは交わしませんでした。

玄葉外務大臣は、5日からロシアのウラジオストクで開かれているAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議に出席しています。この中で、玄葉大臣は、出席者全員による写真撮影の際、隣に立った韓国の外交通商省のパク・テホ通商交渉本部長から、握手を求められ、これに応じました。
また、会議での席順も隣で、やはり握手を求められ、応じたということです。
このあと、玄葉大臣は記者団に対し「相手が外相ではなかったので、ことばを交わすことはなかった」と明らかにしたうえで、「日韓関係では、竹島の領有権を巡る問題や、いわゆる従軍慰安婦の問題など平行線の部分もあるが、必要な協力は冷静に行うべきだ」と述べました。
一方、玄葉大臣は、ロシアのシュワロフ第1副首相と会談し、両国間の経済協力を進めていくためにも、北方領土問題を巡っては、両国の国民感情に配慮しながら、信頼関係を深めていくことが必要だという認識で一致しました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ