アメリカ海兵隊の最新型輸送機「オスプレイ」が、また緊急着陸をしていたことが分かりました。着陸したのはノースカロライナ州の市街地で、近くに飲食店やホテルがある教会裏の空き地でした。
地元メディアによりますと、沖縄県普天間基地への配備予定と同型のMV22オスプレイ1機が6日、市街地の教会裏手の空き地に緊急着陸しました。煙を出しながら不時着したとの目撃情報もあります。けが人はありませんでした。当時、オイル漏れが起きていた可能性があり、緊急着陸を促す警告灯が複数点滅していたということです。オスプレイは、4月と6月の墜落事故で安全面での不安が改めて指摘されていますが、アメリカ軍は機体そのものに問題はなくパイロットの操縦ミスが原因だと発表しています。
一方、沖縄県では9日、オスプレイ配備反対を訴える県民大会が行われます。今回の緊急着陸を受けて、さらに不安の声が挙がっています。
沖縄県民大会実行委員会・玉城義和事務局長:「事故が起こると、非常に改めて不安が県民のなかに広がっていくという状況だと思います。オスプレイについては、絶対に配備をさせないということがあすの大会を含めて、県民の総意だと思います」