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美浜原発ともんじゅ 破砕帯の調査へ
9月5日 17時56分

美浜原発ともんじゅ 破砕帯の調査へ
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原子力発電所の地下を走る「破砕帯」と呼ばれる断層の問題で、関西電力などは、福井県にある美浜原発と高速増殖炉「もんじゅ」について、周辺の活断層に引きずられて動く可能性を調べるため、半年ほどかけて敷地内を掘るなど詳しい調査を行うことになりました。

国の原子力安全・保安院は、各地の原発の地下を走る「破砕帯」と呼ばれる断層について再点検を行った結果、美浜原発と高速増殖炉「もんじゅ」について、500メートルから1キロ離れた活断層に引きずられて動く可能性が否定できないとして、現地で追加の調査を行うよう指示しています。
これを受けて、関西電力と日本原子力研究開発機構は、5日、調査計画を保安院に提出し、敷地内を掘って破砕帯が動いた年代を特定するとともに、敷地の外や海上で地形を調べるなど、詳しい調査を行うことになりました。調査は半年ほどかかる見込みで、結果を来年3月までに取りまとめ、国に報告する方針です。
原発の破砕帯を巡っては、このほかにも、福井県の敦賀原発と大飯原発、石川県の志賀原発、青森県の東通原発の4か所で、追加の調査が行われていて、保安院は、7日の専門家の会議で、美浜原発などの調査計画を議論することにしています。

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