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母子感染 ホームページに注意点9月5日 16時14分
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妊娠中に感染すると生まれてくる赤ちゃんに障害が出るおそれのある母子感染について、5日、患者会が、注意点などをまとめたホームページを作り、公開しました。
ホームページを作ったのは、妊娠中にトキソプラズマという寄生虫やサイトメガロウイルスに初めて感染したことで、子どもに障害が出た母親たちで作る患者会です。
ホームページは、専門家に監修してもらい、トキソプラズマやサイトメガロウイルスがどのように感染するかや、感染を防ぐためにはどんな注意が必要かなどが、11項目にまとめられています。
具体的には、▽肉はしっかり中心部まで加熱してから食べること、▽殺菌していないミルクは飲まないこと、▽小さな子どもと食器を共有したり、子どもの食べ残しを食べないこと、▽汚れた猫のトイレに触れないことなどが紹介されています。
また、母子感染した親子の体験談も掲載され、感染が分かった経緯や子どもの障害の状況などがつづられています。
日本小児感染症学会によりますと、母子感染によって障害が出た子どもは、平成20年までの3年間でトキソプラズマでは16人、サイトメガロウイルスでは140人報告されています。
患者会の代表の渡邊智美さんは「知識があればある程度防げるのに、妊婦に注意点が知らされていないのが現状なので、妊娠中の女性や妊娠を考えている女性は、ぜひホームページを見て、注意してほしい」と話しています。
ホームページのアドレスは、http://toxo-cmv.org/です。
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