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警戒区域内のペット 引き取り希望3割9月8日 8時54分
原発事故によって立ち入りが制限された福島県の警戒区域内に、多くの犬や猫が取り残されている問題で、環境省がおよそ1000人の飼い主たちにペットを引き取る意思があるかどうか確認したところ、3割以上が引き取りたいと希望していることが分かり、引き渡しに向けた取り組みを進めています。
原発事故で立ち入りが制限された福島県の警戒区域では、住民の避難によって多くのペットが取り残されたため、環境省は、福島県と共に、これまでに犬と猫、合わせておよそ750匹を保護しましたが、飼い主側の事情から施設などに保護されたり、いまも警戒区域に残されたりしたままとなっています。
このため、環境省などが先月、警戒区域内で犬や猫を飼っていて、連絡先が分かった住民、およそ1000人に対し、ペットを引き取る意思があるかどうか、調査した結果、330人が引き取りたいと希望したということです。
一方で、残りの飼い主は避難先で周囲に迷惑がかかることなどを理由に、引き取ることができないと回答したということです。
環境省などは、引き取りを希望した飼い主のペットがすでに保護されている場合は、引き渡しを進めるとともに、いまも警戒区域に残っているペットについては、7日から来月2日まで、飼い主が住んでいた住宅周辺を中心に集中的に保護活動を進めています。
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