2012年06月06日(水)

名演解説4 フレーズを一回で終わらせない

テーマ:アドリブ論
なかなか反響の多いこのシリーズ。
書いていて楽しいです。
ネタはアホほどありますからね。
そのうち「至高のバッキング編」に突入したいと思います。

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さて、もういっちょウエス。
またまたSmoking at Halfnoteから、今度は「Four on Six」。
それにしてもこのアルバムでどれだけ学べることか・・・。
「至高のバッキング編でも取り上げるので、この機会にぜひご購入を。


今回は、構成ではなく、フレーズの使い方を学んでいただきたい。
ソロを聴いてみよう。
どれひとつとして、1回で終わっているフレーズはない。
それぞれのフレーズを、だいたい4小節から8小節程度繰り返して次に移行している。
もちろん、アドリブなのでつなぎ目がちょっといびつな箇所もあるが。
これはパット・メセニーの「Bright Size Life」でも取り上げたことだ。
ちなみに、メセニーはウエスの大ファンだったらしい。
こういったところを意図的に取り入れているのかどうかは知らないが、この類似点は面白いと思う。
好きな人は、そういった観点から両者を研究してみては?
(私はもうジャズの研究はしないので。)

以前書いた、ガールトークにならないためのテクニックとして、「同じフレーズを最低4小節は使う」と心がけておけばいいだろう。
4~8小節展開を基本として、盛り上げたいときはもっと思い切って同じフレーズを延々弾き倒す。
そういうイメージで弾くとソロにまとまりが出るはずだ。

しかし、改めてウエスはすごい。
ソロ全体の流れは、自分だけの王道パターンを確立しているし、各フレーズは、単なる思い付きでお茶を濁すのではなく、ちゃんと4~8小節単位のモチーフとして生かしている。
ウエスのすごさはここである。
オクターブ奏法とかコードソロとかは枝葉末節だといえる。
もちろん、前述の「ドラムを煽る」もあるし、後述予定のバッキングもすごい。
う~ん、なんかウエス論になってきそうな予感。

*使えるポイント
ひとつのフレーズを、最低4小節は使う、ドヤ顔で!

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