2012年06月04日(月)

名演解説1 ドラムを煽る

テーマ:アドリブ論
昨夜、身体論から熱心に読んでくださっているレッスンプロの方からメールをいただき、「アドリブ論」で展開している私の説を実証している演奏はあるのか?と質問をいただいた。
ああ、これはいい質問だと思って、ブログで書いていこうかなと。
ということで、「名演解説」シリーズをしばらく展開していこうと思います。

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最初のテーマは「ドラムを煽る」。
私はこれをウエスで学んだ。
というか、もしかしたらウエスしかやっていないことだったりして、と改めて感じるが、まあそこはどうでもよい。

一番分かりやすいのは、「No Blues」Smokin' at the Halfnote収録
Smokin at the Half Note/Wynton Kelly

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重要な所だけ解説していきます。
まず、5コーラス目(1:20~)
2小節のフレーズひとつで1コーラス弾いる。
ドラムは3回目から合わせてきている。

6コーラス目(1:35~)と7コーラス目。
6コーラス目で何かをやろうとしているが、多分失敗して、「あれ?」と思って7コーラス目で仕切りなおしたのではないかと思われる。
7コーラス目は伸び伸びと弾いている。「そうそう、わし、これがやりたかってん!」というウエスの心の声が聞こえてきそうである。
こういった人間くさいところがライブ盤の醍醐味。

10コーラス目(2:35~)
これもワンフレーズでほぼ最後まで弾いている。
かなり分かりやすいはずなのに、ドラムの反応が遅い。
ぼーっと客席でも見てたのだろうか?そういった想像も楽しい。

12コーラス目(3:04~)は結構ドラマティック。
まず、前のコーラスの最後2小節でピアノのウイントン・ケリーがウエスを煽っている。
多分ウエスはそれに触発されてフレーズを出していると思う。
前のコーラス終わりから流れが始まっているので、いつもは送れて反応するドラムも、このコーラスだけは頭からちゃんと着いてきている。
その結果、一番ドラマティックなコーラスとなっている。
<前のコーラスの終わりで次の展開を示唆 → 次のコーラスがばっちりと決まる>という定理が、チームプレイとしてきっちりと再現されている。


*使えるポイント
リズムのはっきりしたフレーズを1コーラス続けてみよう!きっとドラムがそれにあわせてくれるはず。合わせてこなかったらドラマーのせいにしよう。そして、終わってからビール片手にネチネチと嫌味を言おう。

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