2012年05月30日(水)

アドリブ論 4 ~フレーズではなく全体を

テーマ:アドリブ論
アドリブを練習する際、だいたいの人は「どんなかっこいいフレーズを弾こうか」と考える。
確かにそれも大事だが、そこには大きな落とし穴がある。
これもやはり会話で考えてみるとすっきるとする。

例えば、誰かの話を聞いているとしよう。
聞いていて、一言だけ「はっ」とするような言葉があり、全体では結局何がいいたいのかわからないような話を聞いていて、面白いと感じるだろうか?
あるいは、人の話(雑談でもなんでも)を聞くときに、単語単語で聞いているだろうか?
そんなことはないはずだ。
そうではなく、全体の流れを聞きながら、どこに着地するかを予想して聞いているはずだ。
「・・・・・と思う。」なのか、「・・・・・とは思わない。」なのか。
そして、相手の言い分や、落ち、次への展開を理解する。
結果的に、印象的な単語が耳に残る場合もあるが、それは偶然そうなっただけ、と考えるべきだろう。

そう、聞き手にとって大事なのは、全体の流れと、着地点だ。
ということは、プレイヤーは、そこに最大限の注意を払ってアドリブを練習するべきだ。
しかし、
この「全体の構成」を最重要視しているメソッドや教本があるか?
私はあまり聞いたことがないし、教わったこともない。
ほとんどは、やはり1フレーズや、数小節をどう弾きこなすか、よくて1コーラスをどう弾くか。

結局、ここでも、「自分が」という幼稚な思考が見えてくる。
自分がかっこいいと思うフレーズを弾くことが、アドリブであり、表現だと思っているのだろう。

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