尼子騒兵衛さん:忍者の魅力語る 松江でお話会 /島根
毎日新聞 2012年08月08日 地方版
テレビアニメ「忍たま乱太郎」の原作者で漫画家の尼子騒兵衛さん=兵庫県尼崎市=のお話会がこのほど、松江歴史館(松江市殿町)で開かれ、忍者の魅力を語った。会場には県内外から多くのファンが訪れ、忍者のコスプレ(仮装)で参加した女性もいた。
尼子さんは手裏剣の模型や、横笛と見せかけた吹き矢を手に忍術の一部をユーモアたっぷりに紹介。また、室町時代を舞台にしたこの漫画・アニメに小判を登場させないようにしたことなど、ギャグの中にも史実へのこだわりがあることも語った。最後は「まだまだ紹介していない忍術がたくさんある。戦国時代の作法を勉強して、今後も作品を通じ伝えていきたい」と意気込んだ。
松江市の小林真子さん(17)は「本物の作者と会えて感激した。これからも応援していきたい」と話した。【宮川佐知子】