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北朝鮮側 当初“拉致問題は解決済み”9月8日 4時20分
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先月の日本と北朝鮮の政府間協議で、北朝鮮側は当初「拉致問題は解決済みで議題にできない」と発言していたものの、日本側が、今後の議題について、「双方が関心をもつ事項」という妥協案を示したことから、継続的な協議に応じていたことが明らかになりました。
日本と北朝鮮の政府間協議は先月29日から3日間、中国の北京で4年ぶりに開かれ、双方から課長級の代表が出席し、今後の協議の議題や日程などを巡って意見が交わされました。
政府関係者によりますと、この中で、北朝鮮側は、当初、拉致問題について、「解決済みで絶対に議題にはできない。議論すれば、日本の一部の勢力には利益になるだろうが日朝関係はこじれる」などと繰り返し発言していたことが明らかになりました。
これに対し、日本側は、「拉致問題が含まれない協議は受け入れられない」と主張したうえで、最終的に、「今回は、今後の議題について『双方が関心をもつ事項』という表現で合意する」という妥協案を示したことから、北朝鮮側が継続的な協議に応じることになったということです。
また、北朝鮮側は、日本側が求める、終戦前後に今の北朝鮮領内で亡くなった日本人の遺骨の返還などを巡る問題についての協議に応じる姿勢を見せる一方、北朝鮮に対する制裁措置や、いわゆる従軍慰安婦の問題についても取り上げるよう求めてきたということです。
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