公益財団法人・日本生態系協会の池谷奉文会長は7日、東京電力福島第一原発事故の影響に関する講演での自らの発言について「誤解を生じさせる表現があり、誠に遺憾に思う」として、抗議していた福島市議らに説明文を送ったことを明らかにした。
池谷氏は地方議員らが参加した7月の講演で、「放射能雲が通った地域の人々は結婚しない方がいい。結婚して子どもを産むと奇形発生率が上がる」と発言。参加者の福島市議4人が「差別発言だ」と、訂正を求めていた。
市議に送った文書で池谷氏は「真意は、放射性物質は福島のみならず広域的で、チェルノブイリ事故後の被曝(ひばく)の遺伝子損傷事例による影響懸念を受け止め、東電や政府に対応を働きかけていくことが大切というもの」と説明。その上で「差別の意図はなかったが、大きな誤解が生じ、(福島)県民感情を悪化させた。今後発言に十分注意します」としている。