胡主席：中国経済は「著しい下押し圧力」に直面－ＡＰＥＣで

　　９月８日（ブルームバーグ）：中国の胡錦濤国家主席は８日、輸出の伸び鈍化が中国経済に下押し圧力を加えつつあるとの認識を示し、内需拡大とより均衡の取れた成長促進に取り組むと表明した。

胡主席はウラジオストクで開かれているアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）の企業経営者の会合で、「経済成長は著しい下押し圧力に直面しつつある。一部の中小企業は厳しい状況に置かれ、輸出企業は一段の困難に見舞われている」と発言。「新規に労働力に加わる人に雇用を創出するという困難な仕事をわれわれは抱えている」と述べた。

中国の４－６月（第２四半期）成長率は7.6％と、３年ぶりの低水準。１－７月の輸出は前年同期比7.8％増で、前年同期の23.4％増から鈍化した。

胡主席は、中国経済は「均衡と協調、持続可能性に欠ける」とし、国民生活改善のため「包括的な成長」を促進すると言明した。

原題：Hu Says China Growth Is Facing ‘Notable Downward Pressure’(2)（抜粋）

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