「泰山鳴動して、鼠一匹!」(23)
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「泰山鳴動して、鼠一匹!」(23)
8月8日午後7時30分。国会内の一室で「野田・谷垣党首会談」が行われ、そして1時間後「合意事項」が発表されました。『3党合意を踏まえて早期に成立を期す。成立した暁には近いうちに国民に信を問う』と。
そして、8月10日。参議院にて『消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革関連法案』は可決成立致しました。政界では『近いうちに』の一言が何を意味するるか、喧々諤々たる議論が展開されています。
今朝のTV・新聞論調は「何も決められない政治」に対し囂囂たる非難が渦巻いています。8月29日に参院にて「首相問責決議」が議決されて以来、あと3日間の国会審議は完全にストップしているのは事実です。
しかし、よく考えると、野田首相でなくとも、誰が首相になっても、現状では「何も決められない政治」を解消する手段はありません。「消費増税」は民主・自民・公明の3党合意があってこそ成立したのです。
今後、解散総選挙を前にして、党利党略が前面に出れば、3党合意の続行は不可能に近いでしょう。唯一の手段は8月8日の「野田首相・谷垣総裁の密約」である「会期末解散」の実行以外に道はありません。
次回の衆院選挙結果により自民党が第1党となり、民主党との大連立が成立すれば、衆・参両院の過半数を制する事が可能になり、自民・民主・公明の3党合意は続行され「決められる政治」が行われるでしょう。
しかし、現在の「何も決められない政治」を選んだのは、選挙行動における国民の投票判断です。何もかも政治家の責任にするが、その政治家を選んだ国民にも重大な責任が存在する事を忘れてはなりません。
「決められる政治」を望む国民の側にも両刃の剣である事を忘れてはなりません。衆参両院の過半数を得れば政治家は国民の意思を無視して暴走する可能性もあります。唯一選挙こそがブレーキなのです。
「政治を動かし、政治をコントロール」するのは、国民の唯一の権利、選挙における投票権なのです。「清き1票」処ではではなく「貴重な1票」なのです。処が国政選挙における「投票率」は60%の満たないのです。
貴方は必ず「国政選挙」に行きますか?。そして「候補者」を取捨選択して、正しい判断を下し、責任を持って投票行動を執っていますか?。知人・友人の勧誘に動かされず、信念を持って投票していますか?。
間もなく、日本の将来を決める「衆議院選挙」が行われます。一時的な衝動に駆られず、公平無私な判断のもとに、確信のもてる人物を選んでください。それが日本の政治を正しい道に戻す唯一の手段だからです。
熱海の爺
追伸・世の中には、選挙に行かず、政治の愚かさを罵る人たちが大勢います。貴重な権利「投票権」を放棄しておきながら、政治家の無能を蔑んでも、その答えは自身の周辺や頭上に降り掛かって来るのです。
後で悔やんでも遅いのです。後で文句を言っても始まりません。国民の権利であり、義務である「選挙投票権」を無駄にしてはなりません。人間は自分の事を顧みる余裕をなくしています。一度胸に聞いてみましょう。
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