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米国務長官“TPP推進で成長を”9月8日 12時53分
APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、ロシアのウラジオストクを訪れているアメリカのクリントン国務長官が演説し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の推進などを通じて、域内の成長を目指す考えなどを強調しました。
アメリカのクリントン国務長官は、オバマ大統領の代理としてAPECの首脳会議に出席するためウラジオストクを訪れていて、8日、企業経営者などを前に演説しました。
この中でクリントン長官は、「オバマ政権は輸出の倍増を目標にしているが、APECの国々への輸出は去年までの3年間で45%拡大した。アメリカの企業はアジアへの投資を望んでいる」と述べ、アジア・太平洋地域を重視するアメリカの姿勢を改めて示しました。
またクリントン長官は、メキシコとカナダが加わって11か国に拡大することになったTPPについて、「貿易の障壁を引き下げることはさらなる成長にもつながり、中小企業にも多くのビジネスチャンスをもたらす」と述べ、TPPの推進などを通じて域内の成長を目指す考えを強調しました。
一方、クリントン長官は、国営企業などの優遇や外国企業の投資への規制といった保護主義的な政策は長期的には経済にマイナスだと述べ、公平で自由な経済圏を目指すべきだと訴えました。
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