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ゴールデンウィークに四川省に出かけた。
四川省といえば、激辛の四川料理、パンダの故郷、三国志ゆかりの地、豊富な世界遺産など
結構、見所満載らしいのであるが、今回、時間がそんなにあるわけでなし(5泊6日)
パンダや三国志に興味があるわけでもなしで、まあ街を歩きがてら、成都市内に進出しているという
日系デパートイトーヨーカドーと伊勢丹を訪問してみるのもよかろうということになった。
四川省の省都、成都は内陸の都市とはいえ、人口1000万人を超える大都市である。
また西部大開発の中心都市でもあるので、沿海部の都市となんら変わらぬ発展ぶりである。
その成都で一番の繁華街、春熙路は、ゴールデンウィークの初日ということもあってか、
かなりの人出でごった返していた。
そんな人ごみの中を人民に混じりつつ、10分も歩いたであろう頃、私の目に例の見覚えのある
看板が飛び込んできた。
「おお、あの鳩のマークはまさしく・・・
平和堂?・・・・ではなくイトーヨーカ堂ではないか!
わざとらしいということは自分でも承知している。
しかし鳩のマークを見ると、反射的に平和堂と思ってしまうところが、元滋賀県民の悲しい性である。
まあ、そんなことはどうでもいい。早速、紹介である。
【伊藤洋華堂(イトーヨーカドー)】
思うに、伊藤洋華堂(イトーヨーカ堂)というネーミングがまずよい。
このネーミングというのが、案外、外資系企業にとって馬鹿にならないのである。
ここで変な当て字を使ったり、日本の漢字をそのまま使ったりすると、中国人にとってわけの
わからない馴染みのないものになり商売にまで響きかねない。
その点、洋華堂であれば、中国人にとってイメージしやすくなじみやすいと思われる。
さておき、このヨーカドー、ここだけでなく、すでに中国に結構出店していて、北京などでは
もう6店舗も経営しており、今後もさらに増やしていく予定なのだとか。大層繁盛しているようである。
(ちなみに、もう一方のスーパーの雄、イオン(ジャスコ)ば、広東省を中心に22店舗展開中。)
それでは、早速入ってみることにしよう。
左:ヨーカドー玄関
中:衣料品売り場。人がいっぱいで前が見えない。
中:「impossible is nothing (没有不可能)」 店員も自信に満ち溢れております
右:優秀店員の表彰(3月)
そのイトーヨーカドーであるが、とにかく、玄関先から人があふれかえっている。
またどのフロアも若い男女や家族連れで満員御礼状態、エスカレーターは人の列が途切れることがない。
見物だけという客も相当いるのであろうが、それでもみんな結構買っているようである。
これまで、海外でいろいろ百貨店やスーパーを見てきたが、こんなに繁盛しているスーパーは
湖南省平和堂 http://yuuhin.blog87.fc2.com/blog-entry-75.html 以来である。
しかも開店時間は、朝の9:00~夜11:00。フル回転操業である。
「うーーん。イトーヨーカドー、ここまで繁盛しているとは・・・・・」
また、店員もアクティブ、モノを手にして眺めていようものならば、すぐさま近寄ってきて
あれこれ言い出すので、じっくりモノが見たい派の自分としては落ち着いて買い物もできないが
とにかくやる気マンマンなのである。
それもそのはず、優秀店員になると表彰され(写真右)多分コミッションが入って、
給与に反映される仕組みになっていると思われる。
中国ならではの評価制度も取り入れているようである。
思うに中国人というのは、日本人のように固定給を好まず、成果に応じた給与をほしがる人が多い。
中国人スタッフへのモチベーションの与え方も、心得ているようである。
下は地下の食品売り場の様子。
左:食料品売り場。柳の枝の吊り下げ方が何ともヨーカドー風
中:赤や黄色といった目立つ色を多用しております。
中:タイ食品展。これは今、シンセンのジャスコでもやっているので、全国共通かも・・・・
売り子の姉ちゃん、顔のメークはタイっぽくしているが、もちろんタイ人ではない。
右:四川省まできて、まさかシューアイスが食べられるとは 小一個2.5元(40円)
さらに、地下食堂。
左:ポッポという名前?(朝一番に出かけたときなので人がまばら)
中:地下食堂の様子
中:メニューも写真だけでなく、日本風に
右:串類が豊富な四川省ならでは
地下の食品売り場に隣接している地下食堂。ここも人でごった返している。
試しに、カツカレー(18元)を注文。
量はやたらと多いが、べちゃべちゃしていて半分食って残してしまった。
食べられないことはないが、わざわざ注文するような代物ではない。
さて、イトーヨーカ堂であるが、日本で言えば、いわゆるごくごく一般的な庶民層相手の商売という
イメージだと思うのであるが、ここ中国では、少し様相が異なるようである。
この日、旅の途中で靴下を切らしてしまった自分は、ヨーカドーで現地調達することにした。
旅先のことなので、使い捨て程度でもいいやという感じで3足15元(230円)くらいのやつを
探していたのであるが、これがなかなかない。結局、靴下一足20元(300円)を二足購入、
これでも安いほうで、30元、40元のものも結構ある。
この値段は、日本からすれば、まあ普通であるが、中国では、やや高い部分に入ると思う。
米ウォルマート、そして不買運動の渦中にある仏カルフールという本当の
一般庶民相手の商売とは違うようである。
要は、それよりも少し所得が上の層をターゲットとしているようである。
それと思うに、中国人と日本人では消費というものに対する感覚がかなり違う。
今の日本人は、すでに成熟段階に入っているので、財布の紐が硬いが、その点、中国人というのは
自分たちの身の丈以上の消費を平気でするところがある。
たとえば、うちの事務員でも、一ヶ月3000元(45000円)程度の給与しかないのに3000元の携帯
を買ったりとか、日本人の感覚では考えられない消費感覚をしているのである。
俗に言う、「月光族」(一月で給料を使い果たしてしまう人のこと)も珍しくはない。
その点で、ヨーカドーのものの品質や価格帯というのはちょうど、庶民が休日に繁華街に出てきて
背伸びをして、普段よりちょっと高いものを奮発して買ってみるのには絶好の価格帯なのだろう。
話が長くなった。次は百貨店の雄 伊勢丹である。
伊勢丹はヨーカドーに隣接しているので、移動は30秒とかからない。
【伊勢丹成都店】
伊勢丹は中国本土では上海、天津などにすでに数店舗、開店しており、
今年は北京にも出店予定とか。各店の業績は好調のようである。
成都店は、ちょうど開店1周年にあたるとのことで記念セールなるものをやっていた。
それでは、中に入ってみることにする。
高い天井、広々とした間取り、清潔なフロア、明るい照明、シンプルかつ高級感のある内装。
それに加え、品揃えにはそつがなく、通りかかれば店員がしっかりとしたお辞儀で
「歓迎光臨(いらっしゃいませ)伊勢丹」と迎えてくれる。
完璧である。一瞬、ここは日本かと錯覚してしまいそうである。
ただ・・・・・・人が少ない。
どこの売り場に行っても人が全然いないのである。
隣のヨーカドーの5分の一から10分の一の入りであろうか。
ヨーカドーの喧騒の後に訪れると、余計に際立ってしまう。
ゴールデンウィーク中にもかかわらす、この調子では、果たして商売になるのであろうか。
どうみても商売度返しでやっているようにしか思えないのであるが案外もうかっているのか?
それとも、人件費も場所代も安いから大して損失もないのか?謎である。
人が少ない理由は、店内をうろうろしているうちに、ほどなくわかった。
モノの値段が違いすぎるのである。
ヨーカドーと伊勢丹では売っているものの値段に数倍の違いがある。
シャツ一枚、普通に500元~1000元(7500円~15000円)平積みのもので150元(2000円強)
これでは、いかに背伸び消費が好きな中国人民でも、近寄りがたいであろう。
また床もエスカレーターもぴかぴかに磨き上げられているので、外で買ったソーセージの棒を
くわえながら店内をうろうろするわけにはいかない。
(この周辺には、立ち食い用のスタンドがあちこちに立ちまくっている)
要するに、金持ち相手の商売である。今はまだ、中国ではそういう層は少ないが、
今後それなりに増えていくという読みがあるのであろう。
ヨーカドーとうちとでは、格が違うと言わんばかりのゴーイングマイウェイぶり。
今後、中国人がこの伊勢丹イズムというべきものを受け入れていく余地はあるのであろうか。
というわけで今回の、イトーヨーカドー対伊勢丹、人の数だけを見れば完全にヨーカドーの圧勝。
(というか、そもそもターゲットが違うのだから勝負にならないが・・・)
自分的には、落ち着いた環境の伊勢丹のほうが快適だし買い物しやすいが、それは日本人の感覚
であって、実際、圧倒的多数の中国人は、イトーヨーカドーを選択している。
どうして、中国人はこうもイトーヨーカドーが好きなのか?
これは、価格だけの問題とも思えないのである。
いつも思うのであるが、中国人というのは、雑然としたにぎやかな売り場を好む傾向にある。
仮に広いフロアがあっても、わざとありの巣のような感じに、ごちゃごちゃした売り場にしてしまう。
我々からすれば、こんなに広い空間があるんだから、もっと通路をゆったりとさせてとか思って
しまうのであるが、要はそういう空間のほうが、逆に彼らはリラックスできるらしい。
また、人が人を呼ぶというのもある。
とにかく中国人は、人のいるところ、いるところへと集まっていく性質がある。
たとえば、自分なんかは、レジに人がいないときを見計らって、モノを買うのであるが、
そうするとその後、必ずといっていいくらいすぐに人民が割り込んできて自分より先にレジで
買い物をしようとする。はじめは単なる偶然かと思っていたが違う。
とにかく彼らは人が買い物をしているところで、買い物をしたがるのである。
逆に言えば、閑古鳥が鳴いているところへは、同じものを売っていても全く売れないということになる。
ちなみにこの地区、百貨店がやたらと多く、大通り沿いには、中国系の太平洋百貨店、
王府井百貨、また香港西武(日本の資本ではないと思う)があったが、繁盛具合はよくわからない。
客の入りは、ヨーカドーと伊勢丹の中間ぐらいだろうか・・・
【成都あれこれ】
成都であるが、私の中ではなかなかいい印象を持っている。
物価は安いし、女性もきれいだし、日系スーパーもあるしということもあるが
大都市の割には、街がせかせかしてなく、ゆったりしているから住みやすそうな印象を持った。
また、治安もよさそうである。今後、日本人も増えてくるかも知れない成都はねらい目かもしれない。
成都の概要
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E9%83%BD 成都市 - Wikipedia
成都の画像
http://tieba.baidu.com/f?kz=178063842
【日中姉妹都市】
http://www.d1.dion.ne.jp/~kalinka/china/colum/colum2/sister.htm
成都の姉妹都市は意外にも甲府とのこと。
多分、両方とも盆地の中にある都市だからということなのであろうが、
ちょっと規模が違いすぎやしないか。四川省だけで日本国土が入りきるくらいあるし、
しかも成都の人口は1000万人。比較する相手にならないと思うのであるが・・・・・・
まあ、いい。その他の都市は、以下のとおりである。
東京・・・・北京 まあ、妥当なところか
大阪・・・・上海 このところの上海の大発展で溝を空けられた感がある大阪
横浜・・・・上海 横浜も上海
京都・・・・西安 古都、歴史の街という共通点
名古屋・・南京 何の結びつき??
札幌・・・・瀋陽 北の中心都市として
滋賀・・・・湖南省 県レベルでも、湖関連
シンセン市はどこと姉妹都市なのかと言えば、茨城県つくば市???
たぶん、人工的に作り出された都市という点だけだと思うが、全く似ても似つかないと思うのであるが・・
あなたの街の中国の姉妹都市を探してみてはいかがだろうか。
【美女】
成都に行って来たと中国人に言うと、「あそこは、美女(美女:メイニュー)が多いだろ」とよく言われた。
四川省は美人の産地で、その省都である成都は特に美人が多いらしい。
聞けば、四川省の環境は、晴れの天気の日が少なく、紫外線が少ない。湿度も多いので
肌がとても綺麗。さらに食事は、麻(マー)の辛さで新陳代謝がよく無駄な脂肪がつきにくいのだとか。
確かに、言われてみれば美人が目に付いたような気がするが、自分から言わせれば
「それは、学生の街で、そういう年頃の女性の絶対数が多いに過ぎないから」だと思うのであるが、
まあ中国人がそういっているのであるから、そういうことにしておくのがよいだろう。
さらに、逆に言えば、自分の住んでいる広東省は、女性はあまりきれいではないのだという。
もちろん、シンセン市は全国から集まってきているから、美人が多いらしいのであるが
生粋の広東省人というのは、「南国だから、皮膚が黒いし、しみがいっぱいできて、美人がいない」
らしい。
「それはあなたの偏見で、人によるんじゃないの」といいたかったが、言うともめるのでやめておいた。
【時差】
成都の夜は遅い。午後7時でようやく夕暮れっぽくなり、午後8時でやっと日が暮れるのである。
これが夏ごろになると、もっと日没が遅くなるのであろう。
中国の国土は広いから、北京時間にあわせていると、どうしてもそういうことになってしまう。
そうするとチベットの人たちとかはもっと西側だから、10時、11時に日没とかになるのかな。
こういう現象を体験したのは、以前、夏にヨーロッパに行ったとき以来である。
ヨーロッパの夏は、ほんとに昼が長い。「おお、ちょっと空が暗くなってきたかな」と思って
時計を見ると、夜9時とか、確かそんな感じだった気がする。
【交通手段】
成都の街は、自転車と、スクーターがかなり活躍しているようである。
学生が多いと言うこともあって、そういう安くて自由の利く交通手段となっているのかもしれない。
ちなみに成都はかなりの大都市の割には、まだ地下鉄がない。
http://galicia.way-nifty.com/chengdu/2006/06/2010_133a.html
成都60円ごはん 2010年に成都市内に地下鉄開通予定
【学生の街】
成都は、本当に学生が多い。しかも女性が目立つ街である。
写真は四川大学構内。落ち着いた環境で学習にはもってこいであるが、並木の横の円卓では
トランプやマージャンにいそしんでいる姿があちこちで見られるのがやはり中国風。
【成都のホテル】
写真は、成都で宿泊したホテル。イトーヨーカドーにも程近い、繁華街のど真ん中で、200元(3000円)。
正直、こんな広い部屋要らないのであるが、シングルがないからしょうがない。
中国のホテルは、単人房(シングル)が少なく、標準房(ダブル)が基本で、そのほうが安い。
一人で旅行をする人間なんて珍しいということでしょう。
ホテルのフロント。(中)
右から纽约(ニューヨーク)伦敦(ロンドン) 北京、东京(東京) と時計が並ぶ。
いつも思うが外人なんか一人としてとまりそうもないホテルでも、この時計だけは設置している。
朝食(右)、全くやる気なし。今までの旅行中、最悪に近い部類に属すのではあるまいか。
これなら朝食などつけないほうがマシだと思うが・・・・・
【成都ファッションビル】
ブログのことが気になって、インターネットカフェは利用したのだが、受付の女の子は自分の名前を
入力するのが難しいといって、入力もせずに、とりあえずカードと暗証番号だけをくれた。
普段、日本人なんて来ないのだろう。何せ成都在住の日本人なんて数百人だろうし。
(シンセン3000人、香港25000人、上海は5万~10万人とも言われる)
ちなみに、利用料金は一時間4元(60円)
あと、このネットカフェが入っているビルは、なにやら怪しい若者のファッションビルのようになっておりその中で、今までの中国マネキンの中で、最強なやつを発見した。(写真、中、右)
【成都の変な店】
左: 努力レストラン
中: 平凡
右: 「I'm女王」ではなく、よく見ると「I'm女生(女の子)」 だった
【オリンピック】
そして、やはり北京オリンピックが近いということもあって、オリンピック選手の看板が目立つ。
中:フェンシングの広告
右:女子バレーの広告
【TV】
四川省成都市内、ホテルのチャンネルをひねると一休さんがやっていた。
CCTVの子供チャンネルである。いい年をこいて母親に甘えている子供と、子離れできない母の
ために、一肌脱ぐ一休とちん念。母親と遠くはなれて暮らす一休が、自らが断食をして
少年を更正させるというようなストーリーだったかと思う。
主題歌は、そのまま日本語、本編は中国語の吹き替えである。
この記事にコメント
平和堂なつかしいですな(笑)。京滋地方のJR沿線にはどの町にもありましたもんね。むしろイトーヨーカドーがハトのマークであることを初めて知った私です。
関西人の私としては伊勢丹もあまり馴染みがなくて,京都駅に出来てからも行ったことがなかったのですが,けっこう高級志向のお店だったんですね。ブランドというものは妥協なく高級イメージを作ってしまえばあとの商売は実質以上の価値を生むわけで,はじめは採算度外視なのかもしれません。日本や韓国といったブランド崇拝の国と同じように,中国でもそうした商売が成り立っていくのかどうか注目ですね。ちなみにヨーロッパのシャネルやグッチといった定番のブランドは中国でも地位を確立しているのでしょうか。ブランドといっても品物となるとどうしてもコピー・偽物のターゲットになってしまう印象で,中国でどれほど商売になるのか気になります。
ところで日本資本でない西武(SEIBUと書いてありますが)って何なんでしょう?さすがに堤一族の西武と無関係ではないと思うのですが,これもある意味日本式を模したブランド戦略でしょうか(笑)?
関西人の私としては伊勢丹もあまり馴染みがなくて,京都駅に出来てからも行ったことがなかったのですが,けっこう高級志向のお店だったんですね。ブランドというものは妥協なく高級イメージを作ってしまえばあとの商売は実質以上の価値を生むわけで,はじめは採算度外視なのかもしれません。日本や韓国といったブランド崇拝の国と同じように,中国でもそうした商売が成り立っていくのかどうか注目ですね。ちなみにヨーロッパのシャネルやグッチといった定番のブランドは中国でも地位を確立しているのでしょうか。ブランドといっても品物となるとどうしてもコピー・偽物のターゲットになってしまう印象で,中国でどれほど商売になるのか気になります。
ところで日本資本でない西武(SEIBUと書いてありますが)って何なんでしょう?さすがに堤一族の西武と無関係ではないと思うのですが,これもある意味日本式を模したブランド戦略でしょうか(笑)?
そうですか、馬三さんは、あまり伊勢丹にはなじみがないと。。。
だとすれば、中国人なんかは余計に、馴染みなどあるわけないでしょうね。思うに「伊勢丹」という名前が、あまり中国人にとってピンとこない漢字だと思います。中国人というのは、使う漢字というのがだいたい決まっているようで、人名、地名、ビルの名前でも、我々日本人からすれば、「あんたら、よくそんな同じような漢字ばかり使ってるよなあ」というくらい恐ろしく自由度がないです。その点、日本というのは、ひらがな、かたかな、漢字、英語と何でもありで、逆に自由度がありすぎるような気がします。
まあ、伊勢丹もそんな素人考えくらい、とっくの昔にわかっていて、あえてそれを使っているんでしょうから、十分にやっていけるという腹ずもりなのでしょう。果たして、そういった部分も含めた伊勢丹イズムが、中国で受け入れられていくのか注目ですね。
シャネル、グッチ、どうなんでしょうか?自分は全く興味のない分野ですので、よくわかりませんが、中国人も日本人に負けず劣らずブランド大好きだとは思います。あとは、自分の経済力に合わせて、本物と偽物を選ぶというか、生活圏によっておのずと決まってくるはずです。(本物を買える店というのは、見れば一発でわかります)要するに二極化していくのだと思います。
中国(香港)にある「西武」にしろ「そごう」にしろ、すべて、今は香港資本であるそうです。もともとは日系企業だったのですが、日本の資本が引き上げたときに、西武、そごうの名前が市民に定着しているため、今さら、別の名前にするのも・・・いうことで、命名権?だけ貸してもらっているような関係だったと思いますが、詳しいことは知りません。
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