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損保大手2社 希望退職者募集
9月8日 4時50分

2年後に合併を予定している損害保険大手の「損保ジャパン」と「日本興亜」は、相次ぐ自然災害への保険金の支払いが増えたことなどで業績が悪化したことから、合わせて400人程度の希望退職者を募集すると発表しました。

大手損害保険グループ『NKSJ』の傘下の「損保ジャパン」と「日本興亜」は、平成26年度の上半期に両社を合併し、経営の効率化を図ることにしています。
しかし、去年、多くの日本企業が被害を受けたタイの洪水など自然災害への保険金の支払いが増え、業績が悪化したことを受けて両社は2年後の合併時期を待たずに前倒しで人員削減に踏み切ることを決めました。
具体的には、40歳以上の総合職の社員およそ6400人を対象に両社200人ずつ合わせて400人程度の希望退職をことし11月下旬から12月上旬にかけて募ることにしています。
損害保険各社は、主力の自動車保険が、高齢のドライバーによる事故の増加で支払いが増えていることや、自然災害への支払いの増加で業績が悪化しており、経営の効率化が共通の課題となっています。

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