大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は7日、近く立ち上げる国政政党の新党名を「日本維新の会」とすることで一致した。8日の維新幹部会で決める見通し。橋下、松井両氏は7日、公明党の白浜一良副代表とも会談し、公明党が次期衆院選で候補者を立てる全国の9選挙区で維新の候補者擁立を見送る方向で合意した。
新党の名称をめぐっては、松井氏が「これまで維新の会ということで活動してきた。大事にしたい」と述べるなど、「維新の会」の名称を残す方向で検討。橋下氏が「日本」を加えることを主張し、両氏が協議して名称を「日本維新の会」に決めた。
一方、橋下、松井両氏は7日、大阪市内で会談した公明党の白浜氏との間で、公明党が候補者を立てる大阪3、5、6、16区と兵庫2、8区の計6選挙区での候補者擁立を見送ることで正式に合意した。要請があれば、公明党候補を推薦することも検討する。松井氏は、やはり公明党が擁立する北海道10区、東京12区、神奈川6区についても「(維新候補を)無理やり立てない」と擁立を見送る方向で調整する考えを白浜氏に伝えた。