大麻栽培:自宅で栽培、所持・譲り受けも 押収量過去最大、県警が4容疑者逮捕 /島根
毎日新聞 2012年08月15日 地方版
県警組織犯罪対策課と出雲署は14日、大麻草を栽培するなどしたとして、5〜7月にかけて大麻取締法違反容疑で県内外の男女4人を逮捕、大麻草計172本、乾燥大麻約810グラムを押収したと発表した。大麻草と乾燥大麻は、県警が押収したものとしては統計を取り始めた95年以降、最大量だった。
逮捕されたのは、出雲市佐田町反辺、無職、一宝雅裕(49)▽埼玉県蓮田市蓮田5、無職、吉田譲治(43)の両容疑者=いずれも同法違反罪で起訴、公判中=と、神奈川県相模原市の女(39)=同法違反罪で起訴、懲役6月、執行猶予3年の有罪判決が確定▽横浜市金沢区の男(43)=処分保留で釈放。
同課によると、一宝、吉田両被告は自宅で大麻草を栽培するなどし、女は乾燥大麻を所持、男は乾燥大麻を譲り受けたとしている。
同課によると、一宝被告と他の3人は知人で、県警は大麻草栽培の情報を入手した。今年5月、一宝被告宅を捜索したところ、栽培中の大麻草や乾燥大麻を発見し、一宝被告を同法違反容疑で現行犯逮捕。さらに、譲渡先などを捜査していた。【目野創】