07

9月

2012

8月は本土在住の同級生が…

 8月は本土在住の同級生が盆休みを利用して帰省し、小規模な同窓会のような集まりが多かった。中学・高校時代の思い出話に花を咲かせると、言いたい事をぶつけ合うことができる◆幼少期から高校を卒業するまで共に遊び学んだ仲で、遠慮なく自分の意見をぶつけられる仲間たちだ◆居酒屋で冗談を言い合った後、オスプレイ配備の話題が持ち上がった。最近、大きく報じられている問題で、沖縄県民の総意や民意なという言葉が、新聞やテレビで盛んに使われ、市内でも配備反対の声が圧倒的多数を占めるとのイメージが定着している◆集まりには8人が出席したが驚いたことに、そのうち7人がオスプレイ配備に賛成だった。「尖閣を守るために必要、沖縄のために必要。なぜ反対するのか」といった内容だった。その翌日、筆者の兄も同級生の集まりに出席し、そこでもオスプレイ配備が話題になったが、賛成者ばかりだったという◆配備に対する住民投票はどこでも実施されておらず、アンケート調査の実施も石垣市内では聞いたことがない。市内では賛成者がサイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)と思うほどだ。少なくとも配備に反対する声が「総意」とは言いづらい。