自然農食みやぎのブログ

NPO法人自然農食みやぎのブログです。日々の活動や農作業の様子をお伝えしていきます。

その後のEMによる除染活動

霊山町・町内旧グランドの表土はがし その1
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霊山町・町内旧グランドの表土はがし その2
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伊達市瀬の上地区民家の除染作業
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福島市森合地区の民家除染作業
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その後のEMによる除染活動(7月30日)

「EMエコクラブ伊達」の遠藤さんと除染活動を続けていた霊山町の旧グランドも、表土はがしを実施することになったようです。これから本格的に、県内の公私立の学校・幼稚園・保育所のセシウム低減作業がやっと始まるのだそうです。
だが、表土をはがしたセシウム土壌は、ひとまとめにしてそこいらに置いておくだけという事ですから、あまり解決策にはならない処置なのです。

一方、伊達市・瀬の上地区の方々からは、この辺は2年後に民家の除染が始まるとのこと、あくまで予定ですから3年後に伸びるかもしれないと、あまり期待できない様子も伺えました。

さらに、福島市笹谷地区の方々からは、こちらは、市民には何の除染計画も提示されなくてあきらめ顔の様子です。 
そんな中.....伺ったお話によると.....子供達の甲状腺異常が増えてきているというのです。中学校での検査(甲状腺マーカー)で、うちの子は正常値よりは高くて今のところは問題ありませんがと言われたのだそうです。他にも相当数の方がおられた様子です。
さらに、甲状腺がんと診断された子供もいるそうです。

こうなると、いまだに放射線が出っぱなしですから、やはり、子供達だけでも安全な場所への移住の選択しか残されていないのではないかと感じます。
このあたりの地区線量はいまだに0.7マイクロシーベルと以上はありますから、やはり長く住めば危険なことには変わらないのです。

さて、これまで続けているEMによる除染ですが.....
伊達市の担当者によると、EMはボランティアで勝手にやってくださいと知らん顔の対応です。国がやる除染の政府試算では、福島県内の汚染地域だけで400兆~500兆のお金が必要だとか、であるならば、国が破綻するまで垂れ流しで続けていく事も考えられます。そして、まもなくその破綻が起きることは確実なのです。

こんな、20世紀の古い科学にしがみついている、官僚・御用学者・大企業の利権に国民は付き合って行くしかないのでしょうか......

EMによる除染活動は今後も続けて行きますが、表土はがしが本格的になれば我々の作業も無駄な事とやめる覚悟も必要になってきます。それまでは、福島市の民家を中心に進めて行きたいと思います。

どうか、これからも応援をお願いします。

自然農食みやぎ
Uネットみやぎ 代表 鈴木 徹


コメント

福島のこどもに甲状腺がんは出ていません

福島県内の医師です。
県内の子供達3万人以上に甲状腺の超音波検査がなされていますが、
甲状腺がんを疑うお子さんはいません。
20mm以下の嚢疱・5mm以下の結節を認めるお子さんは35%ほどいましたが、
これはあくまでも健診として「嚢疱や結節があるか、ないか」という判断での数値です。
この基準(20mm以下の嚢疱・5mm以下の結節)は、通常、病気かどうかとして判断するなら「異常なし」の範疇と解釈できる程度のものです。
20mm以下ではなく20mm以上の嚢疱・5mm以下ではなく5mm以上の結節、で線引きをすると、
35%ではなく、約6%ぐらいにしかならないそうです。

また、嚢疱や結節があったからといって、それが「がん」とはいえません。

繰り返しますが、福島県内の子供達に甲状腺がんは発症していません。
これが事実ですので、どうか、情報の解釈を正しくなさってくださるよう、お願いいたします。


  • 2012/09/07(金) 23:31:26 |
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  • ひまわり #nTM8Z9sU
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