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【ゴルフ】

吉田 国内女子メジャー最少64

2012年9月7日 紙面から

国内メジャー最少ストローク64、8アンダーで予選初日トップの吉田弓美子

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◇日本女子プロ選手権 コニカミノルタC<第1日>

 ▽6日、滋賀県・タラオCC(6670ヤード、パー72)▽曇り、気温27・9度、風速1・3メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽132選手▽観衆3116人

 8月のNEC軽井沢72ゴルフでツアー初優勝を飾った吉田弓美子(25)=イーグルポイントGC=が8バーディー、ノーボギーのスーパープレーを披露。国内女子公式戦の18ホール最少ストロークタイ記録の64、8アンダーで4打差単独首位発進を決めた。今大会コースで開催された2009年プロテストでトップ合格している吉田。ゆかりの地で公式戦初制覇を目指す。4アンダーの2位には全美貞(韓国)ら4人、3週連続Vが懸かるアン・ソンジュ(韓国)は2アンダー、12位につけている。

 何かを起こしたい−。胸の奥のそんな思いが現実になった。今季開幕前「今年はタラオCCで選手権、所属コースで新規大会開催。私と因縁あることが多い気がする。何かありそう。いや、起こしたい」と話していた吉田。他選手が舌を巻く8アンダー、64の“記録的ロケット発進”だ。

 10番からスタートして11番で8メートルの下りスライスラインをねじ込むと、12番ではピンそば1メートルから決め、13番は5メートルのフックラインを沈めていきなり3連続バーディー。4週前の初V以来「長尺の吉田だ、って言ってもらえるようになったから、もう短尺に浮気しないことに決めました」という長尺パターでチャンスを次々とものにした。

 16、17番でも連続バーディーの後、後半アウトでも3バーディー追加。コースセッティングを担当した岡本綾子(61)=ダイワボウホールディングス=も「特にインのノーボギー31は本当にすごい」と大絶賛。「自己ベストも1打更新です。すごくうれしい。ほとんど完璧に近いゴルフだったと思う」

 吉田の実家は相模原市内で研磨業を営む。「父(一成さん、63)はまだバリバリ現役です。『吉田さんにしかできない仕事が』と頼まれるものもあるらしくて」と吉田。兄2人の下の一人娘も、そんな父のような匠(たくみ)の技を自身のフィールドで身につけることが夢だ。ゴルフ人生が変わった場所というコースで、再び別次元のゴルファーに変身してみせる。(月橋文美)

 

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