2012年09月07日

サンクチュアリ出版が著者をだました本当の理由

紀藤正樹弁護士から聞いた話である。

著作権違反の本を出版した著者は、以後実名では本を出版できない可能性が高い。

同様に、出版社は以後本の出版ができなくなる可能性が高い。

その理由は、ここにあると紀藤先生から教えられた。

<引用開始>
「日販とトーハン、2大取次が寡占する日本の出版流通事情 」
街の書店でベストセラーを買えないのはなぜか。棚に並ぶことなく出版社に返品される本はなぜ発生するのか。硬直していると言われる本の再販制度が守られているのはなぜか――これらの問題を考えるのに避けて通れないのが、日販とトーハンの2大取次だ。出版不況が止まらないのはなぜか? 本記事ではそれを、流通から考えていく。
<引用終了>
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10511947958.html

サンクチュアリ出版が「私たちが著作権侵害の当事者です」と白状した場合、以後流通に乗らなくなる可能性が高い。それを恐れたサンクチュアリ出版は、中村をスケープゴートにするしかなかったのである。会社がつぶれるからである。

紀藤先生から、次のような話を聞いた。
サンクチュアリ出版の鶴巻社長が全国の書店を巡り「中村だけが悪い」と行脚していると。

私には、東京ディズニーランドの建国を担ってきたという誇りがある。紀藤先生に「泥沼の闘いになることは絶対に避けたい。話し合いによる穏便な解決方法を探りたい」と告げた。その理由は明らかである。サンクチュアリ出版も暴力団より怖い読売新聞社の犠牲になったことを理解しているからである。サンクチュアリ出版がなくなれば、「夜回り先生」はじめ、多くの良書の増版ができなくなることを私は知っている。何の関係もない著者たちが多大なる不利益を受けることを知っている。

しかしながら、サンクチュアリ出版は紀藤先生をほぼ無視するようになった。紀藤先生から「当社にも責任がある」という言質を取られたから、弁護士も動けなくなったのであろう。

ソフトランディングさせなくてはならない。サンクチュアリ出版は、社長の鶴巻謙介だけの責任にしてよし、これが最後のパレードの著者である私が出した結論ある。
posted by S・C・ NAKAMURA at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/290768675

この記事へのトラックバック