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【大リーグ】

黒田 自己最多タイの13勝目 ヤンキース地区単独首位返り咲き

2012年9月7日 紙面から

レイズ戦で6回を投げ終え、ベンチに引き揚げるヤンキース・黒田=トロピカーナフィールドで(共同)

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◇ヤンキース6-4レイズ

 【セントピーターズバーグ穐村賢】チームの首位転落だけは許さなかった。ヤンキースの黒田博樹投手(37)は5日、敵地でのレイズ戦に先発登板。6イニングを投げて8安打4失点という内容ながら、味方打線の援護で自己最多タイに並ぶ13勝目(10敗)をマークした。チームは3連敗中で、オリオールズにア・リーグ地区首位に並ばれる危機的状況だったが、粘り強く得点を重ね、地区単独首位に返り咲いた。

 「今日は勝たないといけないゲーム。内容どうのこうのよりチームが勝てたのが一番良かった」。黒田は安堵(あんど)の表情をにじませた。この日は制球、切れともに精彩を欠き、自身でも「シンカー系とスライダーが良くなかった」と振り返るほどだった。

 2点リードの5回には自らの四球と長短打であっさり同点に追いつかれた。味方打線が1点を勝ち越した6回にも6番スコットに同点ソロを浴びた。本調子とは程遠い内容だったが、6回を投げきり、「ビッグイニングをつくらずにしのげた。こういう展開のゲームもないとしんどい。内容的に良くないゲームでも勝つことは僕にとっても大きい」とはにかんだ。

 ヤンキースでの13勝は日本人最多タイで、1998年の伊良部秀輝に次いで2人目。混沌(こんとん)とするV争いを勝ち抜くためにもベテラン右腕にかかる期待はますます大きなものとなる。

 

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