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　ＪＷＰの倉垣翼（36）が大日本プロレスに果たし状を叩きつけた。女子プロ界きっての剛腕・倉垣は大日本とＪＷＰ初の合同興行「ＢＪＷＰ」（27日、東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ）のメーンでアブドーラ小林と組み、伊東竜二、星野勘九郎組と対戦する。

　伊東組にはＪＷＰ5･20横浜大会で敗北。それも、女子なら3人まとめて抱え上げるアルゼンチン式背骨折りで、伊東と星野の2人を持ち上げることができず、男女の差を痛感させられた。倉垣は「今後は絶対に2人を抱え上げる」と訴え、雪辱のチャンスを得た。

　“男子超え”の本気度を証明するため、大日本道場に一日入門。男子の通常メニューを涼しい顔でこなし、30キロの米俵も右手１本で楽々と持ち上げてみせた。男子顔負けの倉垣のパワーに脱帽した登坂英児大日本社長は「この試合で勝利したら、神取―天龍戦（2000年7月2日）以来の男女シングル戦をやらなきゃいけない」と断言。

　倉垣も「女子だからといって手を抜かないで来てほしい。勝ちにいく」と真剣なまなざしだ。

　このため、登坂社長は「関本（大介）とのアルゼンチン対決も面白い。ムフフッ」となぜか大日本敗北を想定した、よからぬ皮算用を開始してしまった…。