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2012年9月6日(木) 19:50 |
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岡大病院、手術支援システム構築
岡山大学病院は、遠方の病院で行われているロボット手術の画像を光ファイバー網などで受信し、画像を見ながら、現地の執刀医にリアルタイムで助言するシステムを、国内で初めて構築しました。 その場にいなくても手術の画像を確認できるなどのメリットがあり、より安全な手術が可能になるということです。
岡山大学が新たに構築したロボット手術の画像伝送システムです。 実際に手術が行われている病院に行かなくてもロボット手術への助言ができるようになりました。 構築されたシステムは、内視鏡手術ロボット「ダビンチ」に取り付けられたカメラの画像と手術室の音声を光ファイバー網などを用いて、岡山大学病院に伝送するものです。 これによって、執刀医が見ているのと同じ画像を遠く離れた場所でもリアルタイムで確認することができるようになりました。 6日は、実際に千葉県の我孫子東邦病院で行われた70代のガン患者の前立腺摘出手術の画像が伝送され、音声でのアドバイスなどが行われました。 今回のシステムは、岡山大学病院と千葉県の我孫子東邦病院のみを繋ぐものですが、今後は、岡山モデルとして全国に普及させていくとともに、他の手術への応用も目指したいということです。 国内初のロボット手術の画像伝送を利用した手術の支援システムです。 岡山大学病院では、この秋に完成する新しい手術室にもこのシステムを導入する方針です。
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