いいのか?健介ファミリーの2人の子供 午後8時を過ぎても生出演
【芸能】
今年のマラソンは、佐々木健介(46)&北斗晶(45)夫妻が中2の長男(13)、小4の次男(9)とともに、家族総出で史上初のリレー形式で挑戦したことが話題だった。アンカーの北斗が日本武道館にゴールしたのは夜8時56分。出迎えたのは、夫の佐々木のほかに2人の子供。一緒にテレビ画面に登場し、並走する様子も放送された。そしてそのまま「サライ」を合唱し、番組終了の9時7分過ぎまで子供2人も出演し続けたのである。
労働基準法によると、中学生以下の児童の労働に関しては、労働時間数などいくつかの条件が付けられている。夜にかかる労働もそのひとつ。原則として夜8時以降の労働は禁止されている。
特定社会保険労務士の稲毛由佳氏がこう言う。
「芸能活動に限って、例外的に夜9時まで認められるケースもあります。労基法には、実態に応じて判断されて、ハッキリ線引きできない基準がたくさんあるのです。そもそも労働基準法が適用される労働者にあたるか否かが、その代表的な例で、働く児童すべてが労基法で守られる労働者とは限りません。児童といえども、労基法の適用を受けない個人事業主になることが可能。テレビ局や制作プロは通常、安全策を取り、労基法の適用の有無にかかわらず、夜8時以降の出演は見合わせるのが普通です」
NHK紅白がその典型だ。昨年出場した芦田愛菜(当時7=以下同)と鈴木福(7)、08年の大橋のぞみ(9)は8時までに出番をこなし、その後は画面から消えた。
ちなみに通称“光GENJI通達”と呼ばれる特例もあるという。
「具体的には“子役タレント”が代替の利かないレベルだったり、雇用契約ではなく報酬額が出演時間に左右されないといったルールをクリアにする必要があります」(前出の稲毛氏)
特例うんぬん以前に、あの時間に子供が生放送に出ていること自体が問題だ。日テレに問い合わせると、「回答を控えさせていただきます」(同社総合広報部)。
制作側のミスでは?