震災がれきバイオリン:澤さん奏でる 全身全霊込め作り、演奏すれば…素晴らしい音楽に /和歌山
毎日新聞 2012年09月06日 地方版
今回の音色について、澤さんは「がれきは楽器の素材に適さないが、製作者が全身全霊を込めて作り、奏者が演奏すれば、人の悲しみも喜びも伝える素晴らしい音楽を届けられると感じた」と語った。母と姉と訪れた有田市港町、市立港小4年、河合涼香さん(9)は「犠牲になった人がかわいそう。人が災害で死なないようにと思った」と話していた。
コンサートの収益は、県や新宮市などを通じ復興支援や防災のため被災地に寄付する。【久木田照子】