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【プロ野球】

バレンティン キング独走27号!!

2012年9月7日 紙面から

◇ヤクルト3−1DeNA

 降雨コールドゲームとなった一戦は、ヤクルトが競り勝った。1−1の7回2死三塁からバレンティンが左へ特大の27号2ランを運んだ。DeNAはそこまで3安打のバレンティンを敬遠せず勝負したが、痛打された。

     ◇

 どうだと言わんばかりのフルスイングから放たれた放物線は、左翼席後方の看板を越えてハマの夜空に消えた。同点で迎えた7回2死三塁、ヤクルト・バレンティンの復帰1号、本塁打キング独走の27号2ランは、推定150メートルの場外弾。8回表の攻撃に入る前に雨天中断、そのまま降雨コールドゲームとなり値千金の決勝弾となった。

 「場外? いやぁ、ハーフスイングだよ」と底知れぬパワーに声を弾ませると、続けて「ああいう状況で打てて最高の気分だ」と自画自賛だ。

 右臀部(でんぶ)肉離れから4日に復帰して、2試合で計5打数無安打。だが「試合の中で、タイミングが少し遅れていることに気付いていたので、今日の練習の中でうまく修正できた」と突然確変モードに突入し、二塁打2本を含む4打数4安打の大暴れだ。

 8月2日に登録抹消されてから約1カ月、2軍で治療に専念。今カードのDeNA3連戦から1軍に戻ってきた。バレンティンをはじめ宮本、相川、畠山と主力を欠いた8月は、チームも10勝14敗3分けと負け越した。「2軍は練習も早く終わるから、夜はテレビで試合を見ていた。自分がなんでここにいないのかと、歯がゆくてたまらなかった」とバレンティン。新4番・ミレッジが首位打者に立ったことも発奮材料になった。

 これで3位・広島とのゲーム差はゼロ。小川監督も「バレンティンの存在感はやっぱりデカイね」と、期待せずにはいられない。 (竹村和佳子)

 

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