昨年末から上棟したまま建築がストップしてるこの物件は、皆さんご存じの減築コンサルで有名になった「インベスターバンク」が手掛けた物件なのだ。
しかし、昨年末に上棟したまま今まで、何ら工事は進んでいない。
友人が「インベスターバンク」主催のセミナーで知合い、3,11後にアパートを解体して新築をコンサルとして契約し進めていたのだが、未だに建築がされていなく雪に埋もれ、梅雨の雨風に晒され真夏の炎天下も野ざらしにされ、9月に入りそろそろ1年が経過しようとしてる。
今まで、自分の物件に来たついでに見てきたが、何ら変わっていない現状に不安になる。
8月末の時点で、私の見る限りこの物件の木材は、全て木がやせ細り腐り出してしまっている。
基礎の中は水浸しで、水も腐り茶色に変色していた。
私が道路から物件の写真を撮っていたら、隣りの住居の奥様が私に声を掛けてきた。
「この夏に大量の蚊が発生して大変だった」との話しだった。
どんな業界にも自称コンサルと称する方の中には、非常にたちの悪い業者もいるのである。
それを見極める事は、今まで手掛けた物件を見せてもらう方がいいだろうし、地元の大工さんや水道業者などに、名前を伝え評判を聞く事も大事だと思う。
有名だからと言ってそれを怠った事で、取り返しのつかない事に発展する場合もある。
この友人の現状を見て、あなたはどう思うか分からないがこれは実話である。
以前のブログは削除してしまったので、状況を解らない方もおられるので、今日から連載で掲載して行きたいと思います。
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2011,12-28
現在、私の古川の物件のすぐそばで「仙○大○の会」のM氏が新築戸建てを建てている。
震災で建っていたアパートが倒壊しその後、更地にして新築戸建てを7棟建てていると管理会社から聞かされた。
興味があったので、昨年末に一度見に行った時の事だった。
現場は上棟したままでよかったのだが、現場をよく見て私は眼を疑った。
建築材木は雨ざらしで、固定金具などが地面に散乱して、ゴミや空き缶が散らばっているヒドイ現状だ。
現場がヒドイ状態だと良い建物は出来るはずがないと思い、私はM氏本人に電話を入れた。
私「現場が酷い事いなってるけど大丈夫?」
M「任せているので分からないんですよぉ~」
私「Mさんさぁ~見に来ていないの?」
M「コンサルが入っているんで、任せてるんですが、そんなに酷いのですか?」
私「酷いってもんじゃないよ!何処のコンサルに頼んだの?」
M「インベスターバンクなんです」
私「、、、、、、」
任せる事はいい事だが、現場には本来管理する監督はいなかった。
施主の名前も請負業者が書かれた、立て看板さえ出していない現場なのだった。
居合わせた職人に聞いたら、北海道や山形から出稼ぎで来てる職人が大半で、現場監督も何箇所も現場を掛け持ちで、専属で監督してる訳じゃない。
私が見た時も現場監督は、掛け持ちしてる山形の物件の方に行ってて不在だった。
中には私服の女性も働いているが、どうやら職人ではなく素人のアルバイトの様な感じです。
様々な職人が入れ替わり立ち替わり出入りしてるので、現場が荒れてしまうのでしょうね。
誰が見ても、素人集団が建築して現場の状況は荒れ果てている。
そう思って、昨年末にアメブロで知合った1級建築士でもあり、仙台で「ホームインスペクター」でもあるS氏を紹介した。
途中からでもいいから、プロに現場を見てもらって改善させた方がいいと思っていた。
こんな状態で年内で上棟するとの事だが、ヒドイ現場だったので心配をしてしまった。
それに中村一晴氏が経営するインベスターバンクの物件が、どんな仕事をするのか見学したかった。
出来上がった物件を見ても壁を貼りつけてしまっては分からないし、「20%安く建てる!」のがウリの会社が、どんな工事をしてるのか上棟の段階で見ないと分かりませんよね。
私は木造の新築は建てた事はないが、親戚には世界最古の企業の「金剛組」の宮大工がいる。
中学生の夏休みに手伝いで、何度か神社仏閣の建築現場には行った事がある。
戸建建築とは違うが、現場を見ればその物件の出来栄えは違うと思っている。
私は1棟づつ物件の基礎を見て回った。
現場の人間は「仮組です」と言っているが、どう見ても理解出来ない部分が目立ちます。
私も手伝いで現場に行っていたので見た事があるが、二つの角材を繋げているが無理やり差し込んで割れてしまっているのですがこれでいいのでしょうか?
「金剛組」では寸分狂わず組み付けたのを見て、子供心に「凄い!」と思ってました。
私は自動車整備はある程度出来る自信がありますが、木造建築は全くの素人です。
その私でさえ理解に苦しむのですが、どなたか新築を建てたり、専門知識がある方にお聞きしたいんですが、これで大丈夫なんでしょうか?
私だったら不安になるのですが、どなたか教えて下さい。
セミナー講師で忙し様ですが、「インベスターバンク」は、この物件をチェックてるのだろうか?
この現状で「20%安く造る!」と謳ってるのが、この現状が結果だろうか?
建築するにはコストを考えなければいけないが、何処か無理をするとその歪は長期に渡って受け継がれていく。
私が思うに、施主はここで工事を中断してでも、この問題を解決する必要があると思う。
そして設計士やインベスターバンクも呼んで状況を見させた方がいいですね。
しかし、それが解決しても「第3者監理」を介入させた方がいいと思う。
いい建物を作るのであれば、コストは嵩むが私だったらその様にする事だろう。
実際に、こんな現状を見てしまったのであれば、尚更それは必要だと思う。
これで10年保証が付いて、1棟700万円だそうだが、、、、、
いくら建築費が20%安くなったとしても、大事な上棟がこれでは、、、
私はチョッと考えさせられますね。
つづく、、、
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