日本新聞協会の２０１２年度新聞協会賞の受賞（編集部門・写真映像部門）が決まった中国新聞社の連載写真企画「命のゆりかご〜瀬戸内の多様な生態系」の巡回写真展が６日、広島市中区の中国新聞１階ロビーで始まった。19日まで。無料。

　瀬戸内海の生き物の営みを撮影し、10年10月からことし６月まで日曜日付朝刊などに掲載した41枚を掲示。「漆黒のハンター」と題したカワウの写真と文に足を止めた広島市安佐南区、太田垣ウサコさん（78）は「黒いカワウが夕焼け空にくっきり美しい。絶滅の危機から今や有害鳥獣なんですね」と、里海の変転にも驚いていた。

　写真展はこの後、広島、防長本社主催の「ちゅーピーまつり」を巡回し、11月30日から12月13日まで、再び１階ロビーで開かれる。

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【写真説明】瀬戸内海の生き物の営みを切り取った「命のゆりかご」写真展＝広島市中区の中国新聞ロビー（撮影・今田豊）