'12/9/6
映画ロケ誘致で島おこし
山田洋次監督の映画「東京家族」の撮影があった広島県大崎上島町で、町商工会が中心となってプロジェクトチームを結成、新たなロケの誘致など映画による島おこしに取り組んでいる。撮影に適した場所を紹介するマップづくりに着手。フィルムコミッション設立も視野に入れる。島を「東京家族のふるさと」として売り込もうと意気込む。
チームは8月上旬、商工会や町、学識経験者、フェリー事業者たち27人で発足。ワーキング委員会も設け、ホームページやマップに載せる場所の洗い出しや撮影を開始した。
住民にもアンケートをして、ロケにお薦めのスポットを挙げてもらいマップ作りの参考にする。5月にあった東京家族の撮影場所も併せて載せる考えだ。
滞在型ロケ地観光にも力を入れる。テレビアニメ「たまゆら」の舞台の竹原市、アニメ映画「ももへの手紙」の舞台モデルになったとされる大崎下島を抱える呉市との連携も検討。広域ロケ地観光ルートの設定を目指している。
東京家族の全国公開は来年1月の予定。
【写真説明】大串海岸を訪れ、ロケに適した場所を探すプロジェクトチームのメンバー