'12/9/6
ロッツ跡に大型用品店を検討
福山市西町の商業施設「福山ロッツ」の来年4月の閉店後、九州地方に本社を置く大手ホームセンターが出店を検討していることが5日、分かった。ビルを所有する市は、このホームセンターなどを新たな核テナントに誘致するプランを立てている大手住宅メーカーの子会社(東京)と月内にも賃貸契約を結ぶ方針。
ホームセンターは生活用品のほか、家具・インテリアの販売に力を入れている。広島県内を含む各地で大型店舗を展開している。
同社社長室は「(福山ロッツのビルに)大変興味があり、(大手住宅メーカー子会社の)プランに加わっている。福山市が正式に賃貸方針を決めた後、条件が合えば出店規模などを真剣に検討したい」とする。
関係者によると、住宅メーカー子会社はほかに、スーパーの誘致も検討している。ロッツにはかつてスーパーがあったが撤退。ホームセンターやスーパーの出店で、ファミリー層などの集客を目指すとみられる。
賃貸契約は、地上9階地下2階建てビルの一括にはならない見通し。市は今後、残るフロアについて、公共施設の入居も視野に、活用策を検討する。住宅メーカー子会社は「現段階でコメントすることはない」としている。
【写真説明】ホームセンターが出店を検討していることが分かった市所有の商業ビル