梅雨入り:関東甲信、北陸で
毎日新聞 2012年06月09日 11時35分(最終更新 06月09日 12時25分)
気象庁は9日、関東甲信と北陸が梅雨入りしたとみられると発表した。梅雨前線を伴った低気圧が本州の南岸を東に進んだことで、東日本の各地で天候が崩れた。関東甲信は平年より1日遅く、北陸は3日早い。昨年と比べると関東は13日遅く、北陸は9日早い。東京都葛飾区の「堀切菖蒲園(しょうぶえん)」では、訪れた人たちが雨の中でいっそう映える紫色の花々を楽しんでいた。
開業したばかりの東京スカイツリーを近くに臨む同園には200種6000株の江戸菖蒲が咲き乱れる。埼玉県川口市から訪れた鈴木晴美さん(78)は「菖蒲にはやはり雨が似合う」と話していた。
民間気象会社「ウェザーニューズ」によると、今年の梅雨は平年より短いものの、7月の梅雨末期には関東などで大雨が予想される。【池田知広】