災害廃棄物（木くず）の受入れ開始に係る放射線量率等の測定結果をお知らせします

　埼玉県では、岩手県からの要請を受け、同県北部野田村及びその周辺の災害廃棄物（木くず)を受入れることとしています。

　受入れに当たっては、木くずの安全性を確認するため、７段階１１項目の測定を行います。

　本日の受入れ開始に当たり、県内３か所のセメント工場において放射線量率等を測定しましたので、その結果についてお知らせします。

　本日判明した測定値については、すべて県の受入れ基準に適合していました。

１　実施場所及び本日の受入量

（１）太平洋セメント（株）熊谷工場（熊谷市三ヶ尻）　　　　　　　　１１．００トン

（２）太平洋セメント（株）埼玉工場（日高市大字原宿）　　　　　　　 ５．５３トン

（３）三菱マテリアル（株）横瀬工場（秩父郡横瀬町大字横瀬）　１０．９４トン

２　実施日時

　平成２４年９月６日（木）１０時～

３　測定した項目

（１）搬入時のコンテナ側面の空間放射線量率

（２）搬入時の木くずの遮へい放射線量率

（３）荷降ろし後のストックヤード（保管施設）の空間放射線量率

（４）各工場周辺の環境モニタリング調査における空間放射線量率

　※　荷降ろし後の木くず、排ガス及びセメント製品の放射性物質濃度については、９月１０日～１２日にサンプルを採取し、分析機関において分析します。分析結果が判明次第、埼玉県ホームページで公表します。

４　測定機器

　　シンチレーションサーベイメータ　型式ＮＨＣ７（富士電機株式会社製）

５　測定結果

（１）搬入時のコンテナ側面の空間放射線量率（コンテナごとに測定）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：マイクロシーベルト／時）

（２）搬入時の木くずの遮へい放射線量率（コンテナごとに測定）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：マイクロシーベルト／時）

　※遮へい放射線量率は、木くずを遮へい箱（鉛製）に入れて測定した値から、箱を空にして測定した値を引いて算出します。極めて微量な放射線量測定のため、測定値算出時にマイナスとなる場合があります。

（３）荷降ろし後のストックヤードの空間放射線量率（地上１ｍ　３地点で測定）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：マイクロシーベルト／時）

　　　（　　）内は、荷降ろし前の測定値

（４）各工場周辺の環境モニタリング調査における空間放射線量率

　　前日まで：８月３１日～９月５日（１日１回測定）

　　投入前　：９月６日　木くずを焼成炉に投入する前に測定

　　投入後　：９月６日　木くずを焼成炉に投入してから１時間後に測定

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：マイクロシーベルト／時）

　【埼玉県受入基準】０．２３マイクロシーベルト／時

※セメント工場の敷地境界、敷地境界から５００ｍ及び１ｋｍ離れた地点で、それぞれ東、西、南、北の４か所(計１２か所）を測定し、その最大値、最小値及び平均値を示しています。

６　岩手県野田村の破砕選別　施設における搬出時の測定結果

　本日の県内セメント工場への搬入に先立ち、岩手県野田村の破砕選別施設から搬出される際にも放射線量率等の測定を行っております。

　これらの測定値については、すべて県の受入基準に適合していました。搬出時の測定結果については、埼玉県ホームページで公表しています。

　　災害廃棄物（木くず）の受入れホームページアドレス

　　http://www.pref.saitama.lg.jp/site/kikuzucementshigenka/

７　今後の測定結果の公表について

　　今後の測定結果については、随時、埼玉県のホームページで公表します。