ロシア:空飛ぶプーチン大統領 ツルの渡り先導役
毎日新聞 2012年09月06日 10時47分(最終更新 09月06日 11時04分)
【ウラジオストク田中洋之】ロシアのプーチン大統領は5日、中北部ヤマロ・ネネツ自治管区で自らモーターハンググライダーを操縦し、施設で飼育した希少種のツルを野生に戻す訓練に参加した。
ロシアの鳥類学者が進める「希望のフライト」計画の一環。ヘルメットとゴーグル姿でハンググライダーに乗り込んだ大統領は、飼育場から放たれたツルを渡りのルートに乗せる先導役を務めた。
1年半前からハンググライダーの訓練を始めたという大統領は飛行後、「とても楽しかった。アドレナリンが(体内に)広がっている」と話した。
プーチン大統領は極東ウラジオストクで8、9両日開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に野生生物保護に取り組む姿勢をアピールした形だ。