頑固親爺の徒然手記(難問解決への道標)

現役を引退した頑固親爺が、法治国家において法で解決できない問題が山積している現代社会に本音で迫り、問題解決策を模索していくブログ。難問を抱え込まないで相談にも応じます。

 離党するなら議員を辞めるべし

 政局は秋の陣に突入しようとしている。政権与党の民主党代表選挙、自民党の総裁選挙を経て、衆議院の解散、総選挙になることは必至である。
 こうした中、「大阪維新の会」が大きくクローズアップされているが、橋下大阪市長の人気にあやかって、既成政党に所属する現職国会議員が「寄らば大樹の陰」ならぬ、大阪維新の会に属しないと選挙で当選できないと危機感を覚えたのか、節制のない動きをしている。
 つまり、大阪を選挙区とする民主党、自民党、みんなの党に所属する現職国会議員が、こぞって各党を離党して大阪維新の会に所属しようとしている。
 こんな議員をみていると、そこまで国会議員の座に執着したいのかと思うと情けなくなるし、こんな「けじめ」をつけることのできない議員を大阪の有権者は当選させるのだろうかと心配している。
 彼らは、これまで政権与党や各野党に所属して議員活動をおこない、選挙では比例選挙区で、その所属する政党を支持した選挙民の投票のお蔭で議員の資格を獲得できた者もいる。
 政党を離党するのは個人の勝手だから好きなようにしたらよいが、離党するなら、離党と同時に国会議員を辞職するのが「けじめ」である。
 このことは、小沢一郎率いる「国民の生活第一・・?」にも同じことが言える。
 一方、大阪維新の会も威勢のいいことを言っているが、5人以上の国会議員がいないと政党助成金などの面で不利だから、現職国会議員を引き込む作戦のようであるが、そのやり方が極めて汚い。
 むしろ、大阪維新の会の府会議員が、国政進出の一方的な方針に対して異論を唱えているが、これは至極当然のことで、議員経験のない者らが、府会議員を飛び越えて国会議員になっていく事になるのだから不満はあるだろう。
 長年、地方政治の担い手として努力し、大阪を良くしようとする府会議員としては誰もが抱く疑問である。
これに対して、橋下市長(大阪維新の会代表者?)は記者会見で、「何もかも会員に明らかにできない・・・・・」などと、所属する会員(党員)を信頼できないような発言をしているが、大阪維新の会は秘密主義の組織なのだろうかと疑いたくなる。
 結局、どの政治家も自己保身に走り、「けじめをつけることのできないピエロ」に成り下がっているが、こんな者らに日本の将来を託したくはない。また、新しいものが良いとも限らない。民主を選んだときの「二の舞」はしたくない。
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まさか優勝


 平素の激務(女房相手の日々)?から解放されるためゴルフコンペに参加した。
事前に送られてきたメンバー表を見ると、全く知らない人ばかりで、参加を少し躊躇したが、それでもなお激務から逃れる気持ちが優先した。
 天候に恵まれ(平素の行いがよいと天も味方する)、午後には一部積乱雲が空を覆ったが降雨や雷は全くなく最高のゴルフ日和であった。
 暑いといっても山間を吹く風に秋の気配が感じられ、フェアーウエイにはトンボが飛び交い、所々に植えられた夾竹桃の花が緑に美しく映えている。。
 また、キャディーさんが、若くて美人で親切とくるから、前回とは雲泥の差。
ゴルフ三昧を堪能したと言っても過言でない。
 加えて、一緒にプレーしていただいたメンバー諸氏は、ゴルフ歴が長くてハンディも少なく(上手な人)、当然マナーも心得ておられ、こうしたメンバーに感化されたのか不思議とスコアーがよい。
 メンバーには、80台前半のスコアーの方もおられたが、大きなハンディキャップをもらっているから最終的にメンバーの最上位となった。
 このことから、「もしかして優勝?」と欲をかいたが、結果はコンペ参加者50人中4位。
 奇跡は起こらなかった。しかし、過去最高の順位である。
残念というよりハンディキャップでの優勝はしたくないないという意地があるから優勝でなくてよかった。
実力的に、一生かかってもハンディキャップを計算しないスコアーだけでの優勝は不可能かな・・・・
 中途半端な順位であるから賞にも恵まれなかったが、実に楽しい一日であった。
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おことば
 
 天皇は日本国(国民統合)の象徴であられる。そして憲法の定めるところにより国事行為(内閣の助言と承認))をされるが、それぞれの場面においてお言葉を述べられる。
 この天皇が口頭で延べられる「おことば」を勅語(ちょくご)と言う。
 さて、過去に、教育に関して「おことば」を述べられた中に、次に掲げる12徳目がある。(項でなく徳が正しいから、誤字ではない。)

1 親に孝養をつくそう(孝行)
2 兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)
3 夫婦はいつも仲睦まじくしよう(夫婦の和)
4 友達はお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
5 自分の言動を慎もう(謙遜)
6 広くすべての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
7 勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
8 知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
9 人格の向上につとめよう(徳器成熟)
10 広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
11 法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
12 国難に際しては国のため力を尽くそう、それが国運を永らえる途(義勇)

 ここに掲げた12徳目は、道徳の基本について、また人間として守るべき当然のことを教えている。
 その内容にそった教育が奏効して、次代を担う子供が成長してくれれば、離婚、学校や職場でのいじめ、生活保護費の不正受給、犯罪等はなくなり、弱者に愛の手を差し伸べる博愛に満ちた素晴らしい日本人が育つことに間違いがない。
 実は、この「おことば」(お言葉)は、昭和23年に衆議院、参議院(国会)において排除、失効確認の決議がされている。何故か?は、田舎の頑固親爺では判りかねる。(本当はわかっているが・・・謙遜)
 以来、日本人の教育に、この12徳目が用いられることがなくなった。
 ただし、一部の教育者や教育機関では用いられているようである。(実に“すばらしい”の感想)
 この12徳目を現在の教育に積極的に取り入れることをすべきであり、こうすることが隣国から言われる軍事教育や軍国主義を彷彿するという考えにはならない。
 もう一度、おことば(お言葉)が教育に・・・というよる12徳目が教育に活用されることを願う次第である。
 こんな思いをお持ちの諸士は相当数おられるのではないか。
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英雄とは

日本では、才能や知恵、武勇などが優れていて普通の人にはできないような良いことをする人を英雄という。
ところが、同じアジア地域に位置し文化等共通する中国や韓国では、犯罪者や違法・不当な行為をする者を英雄と呼ぶようである。
尖閣諸島に不法上陸した中国人活動家、丹羽中国大使の乗車した車を襲撃して日本国旗を強奪した中国人、大統領の身でありながら竹島に上陸した韓国大統領などは、それぞれの国内で英雄扱いされている。
違法、不当な行為を称賛するのであるから驚きであるが、これは価値観の問題だけではなさそうで、法治国家の危機である。
ところが、このことは中国や韓国に限らず我が国にも同じような者がいて、犯罪者を英雄扱いし、犯罪行為を擁護する傾向がある。(一部の者に限られると思うが・・・)
こうしたことが大津市の中学生自殺やいじめ問題でも顕著となった。
 一部の不届きな日本人によって、知事や市長、役所を脅かす脅迫並びに威力業務妨害、教育委員長を襲撃した殺人未遂などの犯罪行為並びにその実行者を、称賛したり擁護したり煽りそそのかす行為が平然と繰り返されている。
 こんな日本人が居るのが現実であるから、一概に、中国や韓国を責めることも出来ない。言い換えれば、東南アジアは、「同じ穴のむじな」と言われても仕方がない。
 中国や韓国の品位のなさを広く世界に発信することが大事と考えているが、日本人も同じことをしているのだから救いようがない。
 歴史ある欧州などの諸国は、東南アジアは未だに精神的には発展途上にある非文化的な国と評価しているだろう。
 東南アジア諸国が著しい経済の発展を遂げようと、またオリンピックで相当数のメダルを獲得しようと、欧州諸国のような伝統ある文化的な品位のある国になるには、まだまだ数世紀を要するのだろうか。
 どの国であっても、伝統ある歴史の上に積み重ねられてきた国家としての品位があるが、これを心ない一部の者によって損なわれていることが悲しい。
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原子力依存は避けて通れない途
 野田総理が、原発再稼働反対運動の代表者?ら数名と面談をした。
結果は、予想通りで、話は平行線であったとの報道であるが、そもそも総理たるものが、このような反対を唱える者の代表?と会うこと自体が問題であり異常と言える。
 さて、面談の様子をテレビ放映していたが、ライブであるからマスコミの都合のよいカット場面だけを放映したのではなさそうである。その中で反対運動の代表者?が、「火力発電で日本の電力は賄える」と明言していたが、この代表者?や反対運動、原発依存をしないことを主張している者は、本当にそのように思っているのだろうか。正気の沙汰と思えない。これを主張する者は、綺麗ごとを言うだけの偽善者である。
 化石燃料といわれる石油、石炭、天然ガスの埋蔵量は可採年数が残り少なく、石油に至っては「枯渇」でなく「減耗」と表現されていてその年数が20年程と言われている。石炭、天然ガスも同様で埋蔵量は限度がある。
 シェールガスやメタンハイドレートと呼ばれる新しい化石燃料にしても問題点は多く、特に、メタンハイドレードは禁断の資源といわれ、採取することにより深海の温度が変化し気候変動、最後には人類文明崩壊を招くといわれている。
 また、化石燃料は燃やすことにより二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物が発生し、地球の温暖化、大気汚染による健康被害等深刻な環境問題を引き起こす要因になっている。
 こうしたことから、京都議定書で、二酸化炭素等の排出量を取り決めた。
 いずれにしろ、我が国には化石燃料が埋蔵していないから輸入に頼らないといけない。
 日本への油送石油タンカーがテロ行為で爆破されるなどしたら完全にお手上げである。
 一方、世界一の原油産出国サウジアラビアが、国内の電力需要の急増に対して、国策として原子力発電の建設を検討している。
 また隣国の中国では、国家原子力機構が2001年から2005年の間の核能和平利用第10次五か年発展計画綱領の中で、100万kw級の原子力発電6~8其を建設し、2020年までに4000~5000kwの電力を確保するため平均2年で3其の原子力発電の建設工事に着工するとしている。
 化石燃料の石油や石炭が大量に埋蔵している国が、それでもなお原子力発電を推進しようとしているのに、全く資源がない我が国が原子力発電依存率0で安定した電力を確保できるわけがない。
 太陽光や風力などの資源エネルギーに依存するには、今後の技術開発が待望されるが、それが可能であるとする保障はない。可能としてもコスト高で電力料金が高騰するかも。
電力がなかった昔に逆戻りし、世界の経済大国から後退して自然豊かな絶対に放射能に汚染しない国を希望するなら可能であるだろう。
 一国の主として、また政権与党の党首として、国民の意見を聞くことは否定しないが、世界の経済大国の我が国が引き続き今までと同様に豊かな生活を送ることができる国家を維持するには、原発依存でないと不可能であると国民に真摯に訴えることが重要である。
 世界の工業国、日本に電力がなければ、大企業に関わらず中小企業すべてが生きていけないのである。
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甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • Author: 甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • 1948年1月生れ
    長年、公務員として奉職し定年退職
    コンサルタント会社オフィース”K”代表
    地方公共団体、道路管理、警備業等の顧問、セキュリティーアドバイザー、相談役経験
    社員教育、公判対策、各種問題解決、対外交渉、リスク管理、コンプライアンス等幅広く担当
    「生涯現役」が信条
    法的な解決だけでなく、日常生じる「難問」を抱える企業等の要望に対応、奮闘中

     

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