サムスンディスプレーとLGディスプレーが有機発光ダイオード(OLED)をめぐる神経戦をエスカレートさせている。
サムスンディスプレーはこのほど、LGディスプレーがサムスンディスプレーから不正入手したOLED関連技術の使用を禁止することを求める営業秘密侵害禁止の仮処分申請をソウル中央地裁に行った。サムスンディスプレーは「ライバルのLGディスプレーがサムスンのOLEDに関する重要技術、人材を組織的、計画的に持ち出した。LGが持ち出した技術を使用するならば、1件当たり10億ウォン(約6900億円)受け取らなければならない」と主張した。
今回の仮処分申請は、検察が今年7月、OLED技術を流出させた疑いでサムスンディスプレーの元社員、LGディスプレー役員ら11人を在宅起訴した事件の延長線上にある。当時LG側は問題の技術には効用価値がないと主張し、裁判所での解決を求めた。法廷で係争中に仮処分申請を行ったことについて、サムスンディスプレーは「再発防止に加え、法律に基づく補償を受け取るために予定されていた法的手続きだ」と説明した。しかし、LGディスプレー側は「訴訟進行中に出された仮処分申請はいかなる法的意味もなく、ライバル企業に対するあら探しだ」と反発している。