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“準危険運転致死傷罪”創設など諮問へ9月4日 15時36分
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滝法務大臣は、ことし4月に京都府で起きた無免許運転の事故に、危険運転致死傷罪が適用されなかったことなどを踏まえ、「準危険運転致死傷罪」の創設など、悪質な運転による事故の罰則強化に向けた見直しを法制審議会に諮問することを決めました。
ことし4月に京都府亀岡市で、無免許運転の車が登校中の小学生の列に突っ込み、10人が死傷した事故では、罰則の重い危険運転致死傷罪は適用されず、遺族らが適用の拡大を求めています。
こうしたことなどを踏まえ、滝法務大臣は、今月7日に開かれる法務大臣の諮問機関の法制審議会に悪質な運転による事故の罰則強化に向けた見直しを諮問することを決めました。
この中では、▽危険運転致死傷罪の適用範囲を広げることや、▽自動車運転過失致死傷罪の最も重い罰則を懲役7年から引き上げること、さらに▽危険運転致死傷罪が適用されない場合でも重い罰則を科すことができるよう、「準危険運転致死傷罪」の創設を検討するとしています。
滝大臣は閣議のあとの記者会見で、「悪質な運転による事故にもかかわらず、法律の隙間で、危険運転致死傷罪に該当しないケースがある。法律の隙間は埋めないといけない」と述べました。
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