著作権侵害:ネットに無断で楽曲流出 4人逮捕1人送検
毎日新聞 2012年07月19日 20時50分(最終更新 07月19日 23時48分)
インターネット上に無断で楽曲を流出させて著作権を侵害したとして、福岡県警は19日、著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で、福岡市西区愛宕浜2、会社員、青柳厚司(50)▽鹿児島県霧島市国分新町2、会社員、三浦幸雄(55)の2容疑者ら4人を逮捕し、別の1人を書類送検したと発表した。5人とも容疑を認めているという。
逮捕・送検容疑は4月5〜6日、それぞれがパソコンでファイル共有ソフト「WinMX」を使い、日本音楽著作権協会が著作権を持つAKB48の「フライングゲット」など計7曲を不特定多数がダウンロードできる状態にしたとしている。
県警によると、5人は約3〜10年間、WinMXを使って900〜3000ファイルを流出させた。WinMXは01年ごろから普及した最も古いファイル共有ソフト。青柳容疑者らは「WinnyやShareなどの新しいソフトは取り締まりが厳しいのでWinMXを使った」と説明しているという。【山本太一】