K―POPブームに陰りが見え始めた。雨後の竹の子のように登場するアーティストに、「区別がつかない」「飽きた」との声が広がり、レコード会社関係者は「ブームは終わった」と口をそろえる。竹島問題による日韓関係の冷え込みも影を落としそうだ。
昨年、日本デビューした主なK―POPグループは15組。今年は9月4日現在で8組がデビューした。オリコンのデータに基づく朝日新聞の集計によると、デビュー作の初週売り上げ(推計)の平均は、昨年の約3万7千枚から、今年は約1万8千枚へ半減した。
6月には、KARAや超新星らが出演予定だった兵庫県内でのイベントが、「チケット販売が低調」として中止になった。