シリア批判封じ:イランが圧力かけ「誤訳」非同盟諸国会議

毎日新聞 2012年09月03日 10時37分(最終更新 09月03日 11時12分)

 【テヘラン鵜塚健】先月31日にテヘランで閉幕した非同盟諸国会議(120カ国・機構加盟)首脳会議で、エジプトのモルシ大統領がシリア政権を批判した演説内容を、議長国のイラン政府が、イラン人通訳に圧力をかけて「誤訳」させていたことがわかった。通訳は、モルシ氏がシリア政府の圧政などを批判した部分を、反体制派を支援する「バーレーン政府」と置き換えてペルシャ語に翻訳し、これをイラン国営テレビやラジオが流した。

 同会議の運営に関わったイラン革命防衛隊関係者が、毎日新聞の取材に答えた。会議は、アサド政権を擁護するイラン政府が主催。軍事組織の革命防衛隊が深く関与し、会議を通じてシリア支持の流れを作ろうと画策していた。

 関係者によると、モルシ大統領がシリア批判を展開することが予測されたため、イラン政府は事前に通訳を呼び出し「シリア批判に触れても翻訳しないように」と徹底したという。

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