定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

苦労をわざわざ選んでいる人にどこまでつきあいますか?

2011-09-25 08:58:40 | 日記
昨日小さな幸せを感じていた人がいたから

ありゃりゃどういうことかなと思っていたら

こういうことだったらしい。

これは、お子さんからの発信。
大きなヒント。
どういう手段をとれば本人がラクになるかは
「続自閉っ子、こういう風にできてます!」なんかも参考になるかもね。

でもこの父親は藤居学と一緒になって
身体方面に走った花風社をトンデモ扱いしていてデマをまいていた。
だからまあ、そういう発想はしない人なんでしょ。

自閉っ子が抱える身体的な問題に気がついて「自閉っ子、こういう風にできてます!」を作ったころから
「身体方面さえしっかりすれば、たとえ三つ組みがそのまんまでも、変人として世の中生きていけるよね」
「ふだんの生活そのものがラクになるよね」
と思って、そのための知見を持っている人を探していた。そして見つけたのが岩永先生。

つまり私にとって「自閉っ子」(赤)から「続」「続々」への道のりは
「わかってもらおう時代」→「発達援助」への流れ。

でもまあ、この父親たちによるとそれが「トンデモ」だそうだ。
「治らない」と信じたい人たちだからね。

別にいいけど。

そっち方面のトリートメントをする気がないのはこの人たちの選択。
ずっとこういう苦労を背負っていく覚悟ができてるんでしょうし。

まあ、攻撃された私には「専守防衛」というオプションしかないけど
皆さんにはもっと選択肢があるよ。

この男の方針を選んで、苦労をともにするか。

多くの人を支援している支援者の知見をもとに「できることはやってみる」か。

どっちが正しいか。

答えを出すのは未来。お子さんの未来。そして、家族の未来。
ずっと苦労を背負いつづけますか?

私の地元の支援者は
「歩ける身体的能力がある子なら、どんな知的に重くても、排泄は自立できる」と言っていましたよ。
そういう支援者に対してもこの人たちは
「名誉健常者」とか言うのかね?

できることが増えて一番ラクになるのは親じゃない(親もラクになるけど)。
本人だ。

こういうことって、立派な大会に出ても
お勉強できないのかもね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、千秋楽。
稀勢の里、最後まで優勝に絡み、未来への希望を感じさせる場所でした。
九州は楽しみかもしれない。
ていうわけで、10月はいっぱい働きます!
大地君の本も出します。帯広に講演に行きます。月末には長崎の感覚統合学会に行ってお勉強します。
そして11月は、時間が許せば福岡に行きます!
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ウェブログ
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☆☆☆☆☆☆
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2 コメント

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Unknown (高橋ちあき)
2011-09-25 23:22:19
はい、一人の当事者として全くその通りだと思います。自立できない、させてもらえないという状態はとても嫌なものです。私は自分でできることが増えるたびに、世界が広がっていって、とても嬉しいし快適に感じます。

私はまず「障害ありき」よりも「人として」みてもらいたいです。その上で支援を受けたいです。どこまでできるのかわからない状態だとヘルプを求めることすらできなくなると思います。
基本ですよね (浅見淳子)
2011-09-26 05:59:25
高橋ちあきさん、ようこそ!
そうそう。基本ですよね。障害者としてより先に、人間として見るっていうのは。
支援者にも保護者にもそういう視点を欠いた人が時折まざっているのが不思議で仕方がありません。何がその人の権利なのか、意識が違う人がいるんだな〜と驚くことが多いです。
また来てくださいね!

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