俺の妹がこんなに可愛いわけがない8話「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」。
このサブタイトル、ある意味この作品全体のことにも取れますねw

今回の8話は今までと大きく違い、特殊な回と言えます。
と言うのも、7話では原作3巻を発端としているものの、後半である8話では、ストーリーを変更してアニメ業界ネタを扱っているからです。
原作では桐乃の書いた小説が文庫化になるにあたっての事件を取り扱ってますが、アニメ8話ではサブタイトルからも分かるように文庫化後のアニメ化の話になってます。
流石に原作に関する小説業界ネタはまずかったのでしょうか^^;
ともあれアニメ業界ネタも興味深いので個人的には楽しめました。
それでは8話本編へ〜。
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この記事読んで、( ・∀・)つ∩ヘェーとか( ´_ゝ`)フーンとか、多少なりとも参考になったとか思った方は↓の各バナーを1日1回ぐらいクリックして頂けると中の人のやる気が上がってレビュー作品数や内容が増えるかも!
このサブタイトル、ある意味この作品全体のことにも取れますねw
今回の8話は今までと大きく違い、特殊な回と言えます。
と言うのも、7話では原作3巻を発端としているものの、後半である8話では、ストーリーを変更してアニメ業界ネタを扱っているからです。
原作では桐乃の書いた小説が文庫化になるにあたっての事件を取り扱ってますが、アニメ8話ではサブタイトルからも分かるように文庫化後のアニメ化の話になってます。
流石に原作に関する小説業界ネタはまずかったのでしょうか^^;
ともあれアニメ業界ネタも興味深いので個人的には楽しめました。
それでは8話本編へ〜。
冒頭は、とあるメディアスキーワークスの編集室w
おそらくは、そのまんまアスキー・メディアワークスの雰囲気っぽいですね。
妹都市(マイシティ)文庫発売後のファンレターが届いたので受け取りに来たのでしょうか。
ここで、ついに伊織・フェイト・刹那さん(←本名)が初登場です。
ってゆうか・・・これがフェイトさん・・・だと!?
あのフェイトさんがこんなにまともなわけがない!(酷
詳しくは原作を参照してください〜。
それにしても違和感がありすぎですよフェイトさん^^;
まさかこれほどキャラ設定が変わるとは・・・;
今回の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』アニメ化にあたって、麻奈美以上に変更されてますね〜。

それはそれとして、どうやら妹都市がアニメ化らしいです。
一瞬出てくるスタッフとかもモデルがいるんでしょうかw
そしてOP。
フェイトさんも紹介されてますが問題はその後w
ジャスティーンオメガ!?Σ('-'ノ)ノ
わざわざアニメ用に作っちゃった!?w

『銀河の鷲 メガロ・ザマック』『ザ★アニメージ』『アトランジャー』・・・挑戦してるなぁ〜^^;
OP後は明らかにガンダムカフェ・・・じゃなくてジャスティーンカフェ?w
いつもの3人はこのカフェで集まったようです。
裏で流れてるジャスティーンオメガらしき作品がなんか凄そうw
まさかこの回のシーンのためだけに設定を作ったのでしょうか^^;
だとしたらその無駄にがんばってるところがグッジョブ('-'*

自分の作品がアニメ化になることを黒猫に自慢する桐乃であったが、結局のところ初めてのアニメ制作スタッフとの打ち合わせが一人じゃ不安なので一緒に来てもらいたいようです。
まぁ14歳ですしね・・・一人で大人相手に打ち合わせは確かに心細い。
ちなみに担当しているのが伊織・フェイト・刹那という名前の人だと知った黒猫は、その名前のかっこよさに素直な感想。
黒猫の好きそうな感じですよね〜。
それにしても凄い名前です、普通だったらペンネームに聞こえる。
そんなフェイトさんを紹介してもらえるからか、黒猫は同行を承諾(もちろん沙織も)。

会議室に通された3人はアニメ制作スタッフと初対面。
ちなみに名前が「一ノ瀬真一」「二階堂慶司」「三津野泰三」「四ツ屋政四朗」という数字順で、しかも名前の前後にその数字が付いてますねw
アニメ化に当たっての注文があればという監督からの言葉に即座に反応し、声優候補を挙げるなど、自分の希望をこれでもかと言うぐらいまくし立てまくります^^;
その内容のどれもがどこかで聞いたことあるようなアイデアだったり設定だったりするところが流石と言うべきかw
しかし、ひとしきり言い終えた後、スタッフ側からの回答は桐乃にとって芳しくないことに。

1クールの全13話、原作にはないオリジナルエピソードを追加、短期間での制作、OPやEDを毎回変えるのは難しい、声優もスケジュールの都合を考慮し違う人になるかもしれない等々・・・。
当初の桐乃の希望はかなり不採用になりました。
しかも主人公の性別まで変える方針にまでなり、桐乃の思っていたものとは違う作品と言えるほど・・・。
失意のまま帰宅する桐乃。
しかしそれだけではないようで、明らかにふらついてます。

どうやら熱があったようです。
原作ではクリスマスの時に水をかぶったのが原因でしたが、今回はあれから日数が経ってる(7話のクリスマス時点ではまだ書き始めていないのに、8話ではすでに文庫化されてますし・・・)ので関連はなさそう。
変わりに京介がジャスティーンカフェで黒猫や沙織と合流。
相変わらず後ろのモニターで流れてるアクションはがんばってるw
京介からすれば、なぜ桐乃の作品なのに原作を変更しようとするのが分からない。
沙織「アニメというものは大勢の人間が大金を使って作るものです。テレビとなれば週に1本、一人の意見を全て通すのは、限りなく無理に近いのでござる」
理想的なアニメ制作ってなかなか難しいものなんですよねぇ〜。
しかし、沙織の仕入れた情報によると今回のアニメ化は別作品の穴埋めのために急遽決まったものらしく、制作期間が短いのもそのせい。

制作側の都合で原作者の意見が通らないことに憤る京介に、沙織と黒猫も同意。
中村橋駅にてフェイトさんと落ち合い、アニメーションスタジオ「アイス」へ。
「アイス」って・・・AICですよね('-'*

前回での打ち合わせの通り、主人公の性別を変更することが決定事項として進められていることに食い下がる京介だが、女性であることの理由に具体性がないということでほとんど無視される始末。
設定の違和感をなくすために、仕舞いには別の事件を別の時間軸で描く別作品にしようという意見まで・・・。
原作者の桐乃に確認を取らずに進めようとする制作スタッフらに、たまらず異議を唱える京介。
するとスタッフの一人から原作自体にアニメ化するのに無理があることを指摘される。
京介「いやだって、それをするのが皆さんの仕事でしょ?せっかくあいつが作った話なんだし・・・」
三津野「僕達の仕事はフィルムを作ることです。原作者を喜ばせることじゃありません」
「それを言っちゃいけない」とつぶやかれるぐらいぶっちゃけましたね〜^^;
利益を生まないといけない制作側の考え方は正論ではあるものの、釈然としない京介。
そんな京介をお構いなしに原作の問題点を挙げていく三津野。
そして・・・個人的に一番辛いセリフが・・・。
三津野「なにより・・・個人的には全然面白くない」

これは面白いコンテンツを提供する側である制作スタッフが言ってはいけないことですね。
もちろん全ての人が賛同や共感する作品はあるわけではありませんが、制作側がこうゆう気持ちで作っていては面白くなるわけが無い。
こうゆう人がどこかの制作スタッフにいるんだと思われてしまう内容ですが、あえてこうゆうセリフを入れたのには、利益や都合を優先して原作を蔑ろにしやすいアニメ業界への戒めのように感じました。
三津野「それでも、自分なりにアイデアは出したつもりですが、お気に召さないのなら、おろしてもらって結構です」
最悪の結果になりかけたそのとき!
黒猫「結局逃げるの?この負け豚」
待ってました黒猫氏!('ヮ'*
黒猫「ご大層に言ってるけど、つまりは発想が貧困だから、自分の得意分野に引き込もうとしているだけじゃない。じゃああなたの方法論が正しいと誰が言えるの?文句をぐちぐち言う暇があったら、原作本を読み返しなさいな」
黒猫が視聴者のモヤっとした感覚を吹き飛ばしてくれますね〜^^
とは言うものの・・・。
黒猫「でも、その小説がつまらないことには同感だわ。設定はバカだし、物語は行き当たりばったりだし、文法はめちゃくちゃ・・・。なのにベストセラーですって?アニメ化ですって?フン、冗談じゃないわ。その尻馬に載ろうとする出版社もメーカーもスタジオも、みんな潰れればいいのよ」
何年も地道にがんばってきた者が、突然現れた天才に良い所を持っていかれる感覚ですね。
悔しくてうらやましくて妬ましい・・・、人として当然の感情です。

感情を逆なでする物言いに京介はたまらず制止しようとするが、逆に黒猫が聞き返す。
黒猫「あなただって他人のこと言えるの?なんで妹ばかり・・・そう思ったことは無いなんて言わせないわよ?」
口では「関係ない」と言うものの、頭の中では認めている京介。
黒猫は構わず桐乃とこの世に対する不満を口にする。
黒猫「いっそ爆弾が何もかも吹き飛ばしてくれないかしら」
誰もが思ったことがあるであろう世の中の不満を黒猫は語ってます。
黒猫の話を聞きながら、京介は黒猫と同じように、桐乃の災難を喜んだ自分がいたことを自覚する。
黒猫「だけどね、それはそれよ。」

京介「(俺は桐乃が大っ嫌いだ。だけど妹のことは・・・妹が悲しんでたら、俺はこうするしかねぇ)」
京介は桐乃がいかにアニメが好きなのか、そしてアニメ化されることを喜んでいるかを語ります。
京介「あんたらにとってこれが仕事だってことは分かってる。俺が死ぬほど場違いなのも承知の上だ。だけど、俺はこう言うしかねぇんだよ。あんたらには仕事相手でも、俺にとっては妹なんだから・・・」
床に手を付け、土下座をする京介。
京介「頼む!あいつの意見を聞いてやってくれ!そいつは、俺の妹が一生懸命書いたもんなんだ。すげぇがんばって書いたんだよっ。あんたらアニメのプロなんだろ?だったら本気見せてくれよ!このままじゃ俺の妹はアニメに・・・『大好きなもの』に幻滅しちまうんだよ!それって、あんたらが今までがんばってきたことを無駄にすることじゃねぇか。・・・頼むよ!あんたら全員のがんばりを無駄にさせないでくれよ!」

黒猫「言ってることが支離滅裂よ」
京介「うるせぇ」
黒猫「でも、私も同感よ。その本は、私たちがどんなに悔しくて妬ましくて気に食わないからといって、どうにかしていいものではないはずよ。お願いだから、もう一度考えて頂戴・・・」
黒猫も散々桐乃に対する不満を言っていますが、桐乃の出した結果については否定しませんね。
桐乃が凄いのは勉強に、スポーツに、仕事に、趣味に、人の数倍がんばっているからだと言えるわけで、その頑張りを知っているからこそ、黒猫はなんでも上手くいく桐乃をうらやましく思いつつもその才能を認めているというわけです。
同じ物語を生み出す側としての黒猫の明確なこだわりと言うか、踏み込んではいけない線引きというか・・・、こんな大人な物言いをする15歳がそうそういるわけがない!w
原作とは大きく内容が変化したエピソードでしたが、根幹部分のテーマは盛り込まれましたね。
・・・あれ?でも今回の8話って、原作エピソードと根本的なテーマは同じでも、内容は制作側の都合で変えられちゃったってこと?(゚∀。)あれ?
きっと、分かりやすくて面白くなるように考えた結果ですよ!ね?
EDは帰り電車内の会話。
結局のところ京介たちは部外者になるので、桐乃には今回のことは言う必要は無しということに。
そんな京介を見つめる黒猫。
京介「なんだよ?」

黒猫「いい機会だから聞いておくわ。あなた、どうしてあんな邪険にされてまで、妹の世話を焼いてるの?」
京介「俺にもよくわかんねぇよ」
黒猫「シスコン?」
京介「違う」
黒猫「マゾ?」
京介「それも違う!」
黒猫「じゃあ何?」
京介「兄弟だからじゃねぇの?」
黒猫「そう・・・、分かった・・・。羨ましい」
黒猫の素直なつぶやきですね(*´艸`)
数日後?
自分の意見が反映されている企画書を見てほくそ笑む桐乃。
裏では京介達ががんばったのは露知らず^^;

そして相変わらずの兄に対する邪険な扱い。
邪魔者は退散すべくリビングから出ようとする京介だが、それを呼び止める桐乃。
桐乃「あのさぁ」
京介「ん?」
桐乃「人生相談、次で最後だから」

果たしてその真意とは!
次回、9話は「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」

提供イラストはCHAN×COさんでした〜。
![電撃G'smagazine (デンゲキジーズマガジン) 2011年 01月号 [雑誌]](/contents/097/090/916.mime4)
電撃G'smagazine (デンゲキジーズマガジン) 2011年 01月号
おそらくは、そのまんまアスキー・メディアワークスの雰囲気っぽいですね。
妹都市(マイシティ)文庫発売後のファンレターが届いたので受け取りに来たのでしょうか。
ここで、ついに伊織・フェイト・刹那さん(←本名)が初登場です。
ってゆうか・・・これがフェイトさん・・・だと!?
あのフェイトさんがこんなにまともなわけがない!(酷
詳しくは原作を参照してください〜。
それにしても違和感がありすぎですよフェイトさん^^;
まさかこれほどキャラ設定が変わるとは・・・;
今回の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』アニメ化にあたって、麻奈美以上に変更されてますね〜。
それはそれとして、どうやら妹都市がアニメ化らしいです。
一瞬出てくるスタッフとかもモデルがいるんでしょうかw
そしてOP。
フェイトさんも紹介されてますが問題はその後w
ジャスティーンオメガ!?Σ('-'ノ)ノ
わざわざアニメ用に作っちゃった!?w
『銀河の鷲 メガロ・ザマック』『ザ★アニメージ』『アトランジャー』・・・挑戦してるなぁ〜^^;
OP後は明らかにガンダムカフェ・・・じゃなくてジャスティーンカフェ?w
いつもの3人はこのカフェで集まったようです。
裏で流れてるジャスティーンオメガらしき作品がなんか凄そうw
まさかこの回のシーンのためだけに設定を作ったのでしょうか^^;
だとしたらその無駄にがんばってるところがグッジョブ('-'*
自分の作品がアニメ化になることを黒猫に自慢する桐乃であったが、結局のところ初めてのアニメ制作スタッフとの打ち合わせが一人じゃ不安なので一緒に来てもらいたいようです。
まぁ14歳ですしね・・・一人で大人相手に打ち合わせは確かに心細い。
ちなみに担当しているのが伊織・フェイト・刹那という名前の人だと知った黒猫は、その名前のかっこよさに素直な感想。
黒猫の好きそうな感じですよね〜。
それにしても凄い名前です、普通だったらペンネームに聞こえる。
そんなフェイトさんを紹介してもらえるからか、黒猫は同行を承諾(もちろん沙織も)。
会議室に通された3人はアニメ制作スタッフと初対面。
ちなみに名前が「一ノ瀬真一」「二階堂慶司」「三津野泰三」「四ツ屋政四朗」という数字順で、しかも名前の前後にその数字が付いてますねw
アニメ化に当たっての注文があればという監督からの言葉に即座に反応し、声優候補を挙げるなど、自分の希望をこれでもかと言うぐらいまくし立てまくります^^;
その内容のどれもがどこかで聞いたことあるようなアイデアだったり設定だったりするところが流石と言うべきかw
しかし、ひとしきり言い終えた後、スタッフ側からの回答は桐乃にとって芳しくないことに。
1クールの全13話、原作にはないオリジナルエピソードを追加、短期間での制作、OPやEDを毎回変えるのは難しい、声優もスケジュールの都合を考慮し違う人になるかもしれない等々・・・。
当初の桐乃の希望はかなり不採用になりました。
しかも主人公の性別まで変える方針にまでなり、桐乃の思っていたものとは違う作品と言えるほど・・・。
失意のまま帰宅する桐乃。
しかしそれだけではないようで、明らかにふらついてます。
どうやら熱があったようです。
原作ではクリスマスの時に水をかぶったのが原因でしたが、今回はあれから日数が経ってる(7話のクリスマス時点ではまだ書き始めていないのに、8話ではすでに文庫化されてますし・・・)ので関連はなさそう。
変わりに京介がジャスティーンカフェで黒猫や沙織と合流。
相変わらず後ろのモニターで流れてるアクションはがんばってるw
京介からすれば、なぜ桐乃の作品なのに原作を変更しようとするのが分からない。
沙織「アニメというものは大勢の人間が大金を使って作るものです。テレビとなれば週に1本、一人の意見を全て通すのは、限りなく無理に近いのでござる」
理想的なアニメ制作ってなかなか難しいものなんですよねぇ〜。
しかし、沙織の仕入れた情報によると今回のアニメ化は別作品の穴埋めのために急遽決まったものらしく、制作期間が短いのもそのせい。
制作側の都合で原作者の意見が通らないことに憤る京介に、沙織と黒猫も同意。
中村橋駅にてフェイトさんと落ち合い、アニメーションスタジオ「アイス」へ。
「アイス」って・・・AICですよね('-'*
前回での打ち合わせの通り、主人公の性別を変更することが決定事項として進められていることに食い下がる京介だが、女性であることの理由に具体性がないということでほとんど無視される始末。
設定の違和感をなくすために、仕舞いには別の事件を別の時間軸で描く別作品にしようという意見まで・・・。
原作者の桐乃に確認を取らずに進めようとする制作スタッフらに、たまらず異議を唱える京介。
するとスタッフの一人から原作自体にアニメ化するのに無理があることを指摘される。
京介「いやだって、それをするのが皆さんの仕事でしょ?せっかくあいつが作った話なんだし・・・」
三津野「僕達の仕事はフィルムを作ることです。原作者を喜ばせることじゃありません」
「それを言っちゃいけない」とつぶやかれるぐらいぶっちゃけましたね〜^^;
利益を生まないといけない制作側の考え方は正論ではあるものの、釈然としない京介。
そんな京介をお構いなしに原作の問題点を挙げていく三津野。
そして・・・個人的に一番辛いセリフが・・・。
三津野「なにより・・・個人的には全然面白くない」
これは面白いコンテンツを提供する側である制作スタッフが言ってはいけないことですね。
もちろん全ての人が賛同や共感する作品はあるわけではありませんが、制作側がこうゆう気持ちで作っていては面白くなるわけが無い。
こうゆう人がどこかの制作スタッフにいるんだと思われてしまう内容ですが、あえてこうゆうセリフを入れたのには、利益や都合を優先して原作を蔑ろにしやすいアニメ業界への戒めのように感じました。
三津野「それでも、自分なりにアイデアは出したつもりですが、お気に召さないのなら、おろしてもらって結構です」
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黒猫「結局逃げるの?この負け豚」
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黒猫「ご大層に言ってるけど、つまりは発想が貧困だから、自分の得意分野に引き込もうとしているだけじゃない。じゃああなたの方法論が正しいと誰が言えるの?文句をぐちぐち言う暇があったら、原作本を読み返しなさいな」
黒猫が視聴者のモヤっとした感覚を吹き飛ばしてくれますね〜^^
とは言うものの・・・。
黒猫「でも、その小説がつまらないことには同感だわ。設定はバカだし、物語は行き当たりばったりだし、文法はめちゃくちゃ・・・。なのにベストセラーですって?アニメ化ですって?フン、冗談じゃないわ。その尻馬に載ろうとする出版社もメーカーもスタジオも、みんな潰れればいいのよ」
何年も地道にがんばってきた者が、突然現れた天才に良い所を持っていかれる感覚ですね。
悔しくてうらやましくて妬ましい・・・、人として当然の感情です。
感情を逆なでする物言いに京介はたまらず制止しようとするが、逆に黒猫が聞き返す。
黒猫「あなただって他人のこと言えるの?なんで妹ばかり・・・そう思ったことは無いなんて言わせないわよ?」
口では「関係ない」と言うものの、頭の中では認めている京介。
黒猫は構わず桐乃とこの世に対する不満を口にする。
黒猫「いっそ爆弾が何もかも吹き飛ばしてくれないかしら」
誰もが思ったことがあるであろう世の中の不満を黒猫は語ってます。
黒猫の話を聞きながら、京介は黒猫と同じように、桐乃の災難を喜んだ自分がいたことを自覚する。
黒猫「だけどね、それはそれよ。」
京介「(俺は桐乃が大っ嫌いだ。だけど妹のことは・・・妹が悲しんでたら、俺はこうするしかねぇ)」
京介は桐乃がいかにアニメが好きなのか、そしてアニメ化されることを喜んでいるかを語ります。
京介「あんたらにとってこれが仕事だってことは分かってる。俺が死ぬほど場違いなのも承知の上だ。だけど、俺はこう言うしかねぇんだよ。あんたらには仕事相手でも、俺にとっては妹なんだから・・・」
床に手を付け、土下座をする京介。
京介「頼む!あいつの意見を聞いてやってくれ!そいつは、俺の妹が一生懸命書いたもんなんだ。すげぇがんばって書いたんだよっ。あんたらアニメのプロなんだろ?だったら本気見せてくれよ!このままじゃ俺の妹はアニメに・・・『大好きなもの』に幻滅しちまうんだよ!それって、あんたらが今までがんばってきたことを無駄にすることじゃねぇか。・・・頼むよ!あんたら全員のがんばりを無駄にさせないでくれよ!」
黒猫「言ってることが支離滅裂よ」
京介「うるせぇ」
黒猫「でも、私も同感よ。その本は、私たちがどんなに悔しくて妬ましくて気に食わないからといって、どうにかしていいものではないはずよ。お願いだから、もう一度考えて頂戴・・・」
黒猫も散々桐乃に対する不満を言っていますが、桐乃の出した結果については否定しませんね。
桐乃が凄いのは勉強に、スポーツに、仕事に、趣味に、人の数倍がんばっているからだと言えるわけで、その頑張りを知っているからこそ、黒猫はなんでも上手くいく桐乃をうらやましく思いつつもその才能を認めているというわけです。
同じ物語を生み出す側としての黒猫の明確なこだわりと言うか、踏み込んではいけない線引きというか・・・、こんな大人な物言いをする15歳がそうそういるわけがない!w
原作とは大きく内容が変化したエピソードでしたが、根幹部分のテーマは盛り込まれましたね。
・・・あれ?でも今回の8話って、原作エピソードと根本的なテーマは同じでも、内容は制作側の都合で変えられちゃったってこと?(゚∀。)あれ?
きっと、分かりやすくて面白くなるように考えた結果ですよ!ね?
EDは帰り電車内の会話。
結局のところ京介たちは部外者になるので、桐乃には今回のことは言う必要は無しということに。
そんな京介を見つめる黒猫。
京介「なんだよ?」
黒猫「いい機会だから聞いておくわ。あなた、どうしてあんな邪険にされてまで、妹の世話を焼いてるの?」
京介「俺にもよくわかんねぇよ」
黒猫「シスコン?」
京介「違う」
黒猫「マゾ?」
京介「それも違う!」
黒猫「じゃあ何?」
京介「兄弟だからじゃねぇの?」
黒猫「そう・・・、分かった・・・。羨ましい」
黒猫の素直なつぶやきですね(*´艸`)
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裏では京介達ががんばったのは露知らず^^;
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邪魔者は退散すべくリビングから出ようとする京介だが、それを呼び止める桐乃。
桐乃「あのさぁ」
京介「ん?」
桐乃「人生相談、次で最後だから」
果たしてその真意とは!
次回、9話は「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」
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