米新車販売:19.9%増…8月 日本勢も躍進
毎日新聞 2012年09月05日 10時47分(最終更新 09月05日 11時25分)
【ワシントン平地修】米調査会社オートデータが4日発表した8月の米新車販売台数は、前年同月比19.9%増の128万5202台と、15カ月連続で増加した。昨年の東日本大震災に伴う大幅減の反動で日本勢が躍進したほか、米国勢も好調で8月としては07年以来の高い水準。米経済の回復が鈍い中、自動車市場は旺盛な買い替え需要を背景に堅調な拡大を続けている。
トヨタ自動車は主力のカムリやカローラを中心に、45.6%増の18万8520台を販売。ホンダも13万1321台と59.5%増の大幅な伸びとなった。日産自動車は7.6%増の9万8515台だった。
一方、米市場トップのゼネラル・モーターズ(GM)は10.1%増の24万520台、フォード・モーターは12.6%増の19万6749台と、いずれも2カ月ぶりの増加。クライスラーも13.6%増の14万4322台。
販売店の営業日数などを考慮した季節調整後の年換算では1452万台と、3カ月連続で1400万台を上回った。8月はガソリン価格が再び上昇傾向にあったが、各メーカーは燃費効率の高い小型車の販売を伸ばしている。