- JR東海
- 新幹線車両の進化は続く
JR東海は東海道・山陽新幹線で運行する新型車両「N700A」が完成間近だ。海外では高速鉄道の建設需要が増しており、日本は鉄道車両の開発を中核にした運行システムの輸出を狙っている。
N700Aは現在の主力のN700系を改良し、時速270キロでの走行を維持するシステムやブレーキ性能を高めるなど最新技術を用いて安全性や定時運行に磨きをかけた。走行試験を経て、2013年2月に営業運転を始める。本年度中に6編成、13年度は7編成を運行する。車両製作などの費用は13編成分で約660億円を見込んでいる。
このN700Aは、ブレーキ性能を高めた結果、停車までの距離をN700系に比べて1-2割短縮。線路のカーブや勾配を計測し、自動で速度を調整する装置も備えており、ダイヤの遅れを素早く回復できる。「珍しく時刻通りに列車が到着したと思ったら、24時間遅れだった」とはよく聞く海外のジョークだが、日本では到底理解されないユーモアだろう。
日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか。「定刻発車」(三戸祐子著)では江戸時代の参勤交代にその起源を見出せる、と指摘されている。諸大名は何カ月も前から各部門と調整し、江戸に入る時間をはじめ人員や馬の数、費用など詳細に至るまでの「大規模移動プロジェクト」を粛々と進めたという。参勤交代で使われた旅程は現代の列車運行ダイヤにつながるとの見方もできる。
JR東海では、N700系を中心とする軌道、電力、信号など総合的な運行システムを海外市場に輸出商品と位置づけている。N700Aは海外輸出する車両ではないものの、今回開発した技術が今後海外市場に導入される可能性もある。
日本の鉄道会社には米国やアジアで増大する鉄道建設のニーズに対応するため、車両を中心に新幹線の運行システムを輸出につなげる狙いがある。JR東海が2008年に車両メーカー最大手の日本車輌製造をグループ会社化したのは、ハード、ソフト一体型の開発を目指したためだ。
海外で鉄道の遅れを経験すると、当たり前のように感じている日本の鉄道の定時運行にありがたみを感じることがある。「日本が世界に誇れるものは何か」と聞かれたら、背筋をいくぶん伸ばしつつ「鉄道」ときっぱり答える。
モデルチェンジもいいが、その前に乗車賃を安くしろ。
中国への輸出は禁止。
学習能力はあるんでしょうから同じ間違いを繰り返さないこと。
あああー解散と言わないが!自民党の公共事業路線ですか?増税が決まってから復興と混じって、
日本に5年住めば外国の人も?。。
自民党のの言いなり?不景気にセーフテイネットを削れと言い?不景気に公共工事や日韓スワップ協定5兆円から15兆円国民いじめだよね?リアル鬼ごっこ?
私は記者の意見に少し異議を唱えるものですが、1分1秒正確さを競うのは国民性によるもので、システムがそうなってるなら完全自動化しなければ出来ない。ビジネスに利用するイメージならいいけど観光で使うならそれほど正確さは要求されない。だから高速鉄道は発着の時間より安全運行と故障が無い事が最大の優先度だと思うね。
たぶん今の新幹線システムをソックリ輸出しても、国民性が違うところでは発着時間にそれほど拘らない国民性なら日本のように精密に運行するとは限らないでしょう。例えば南米とかインドとかなら逆にそんな正確さは国民性に会わないことが予想される。TGVですら正確には運行されてないのはラテンの気質だと言うように。
日本の鉄道はダイヤ通りに運行されるとは聞いては居ましたが、海外に比べてそんなに凄いものとは知りませんでした。ただ、自分は電気の設計技師で、常に「品質とは何ぞや?」と言うことを考えています。遅れない列車と言うのも言い換えれば品質です。そして、品質とは即ち人であると思います。鉄道というシステムを構築する人が総じて質が高ければ自然に列車も遅れなくなって行くし、構築する人の質が下がっていけば列車も遅れるようになってしまうのではないでしょうか、そんな気がします。