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「情報科学」との関連

 情報化と言えば、コンピューターが普及し、メールやインターネットを誰もが使えるようになるという事態を、思い浮かべる人が多いようです。そのことから、そのような道具が普及することによって社会がどのように進歩し、あるいはそれがどんな弊害をもたらすか、そんな研究が期待されることになるでしょう。それも一つの研究のあり方だと思います。

 けれども、私の関心はやはり「人間」に、「人と人とのかかわり」の問題にあります。人が情報をいかに受けとめ、いかに解釈し、いかに発信するか。それには相互行為論的な研究がかかわってくるでしょう。

 たとえば、他者の言葉やふるまいを私たちがいかに「情報処理」し合っているか(社交情報)の研究は、それにあたるでしょう。

 社会のなかのさまざまな意見や思想のなかでいかに私たちが自分の意見や思想を表明しているのかも、ここに含まれてきます。

 私たちは、かつてないほど「豊かな情報」のなかで生きています。それが私たちの「語る声」や「聞く耳」をどれだけ豊かにしてくれるでしょうか。

 広い意味でのコミュニケーション論ですね。これらは単に、いかに情報機器を使いこなすかという技術の問題ではありませんし、情報機器の普及が自動的に解決してくれることでもありません。

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