ひざ痛は正しくないスクワットが原因です。
先日、当チームの第二期卒団生が膝の痛みを訴えてきました。
多いんですよ〜〜。中学生に。
殆どはチーム練習中のスクワットのやり方が原因です。
スクワットをやらせている指導者に質問します。
スクワットをやらせる目的は何でしょうか?
小学生のチームでもスクワットをやらせているチームも多く見受けられます。
スクワットはやらないほうが良いと言っているのではありません。
我がチームでは練習の合間に多くのストレッチと多くのスクワットをさせています。
小学三年生以上であれば、平均50回くらいは楽にこなします。^^
目的を持った正しいスクワットであれば、成長期の子供の関節に負担をかける事なく、また、効率的に運動能力を高める為のトレーニング方法になりますし、ケアにもつながります。
全てのトレーニングに付いて共通ですが、関節を鍛えるという発想のトレーニングは無意味といっても過言ではないでしょう。逆に故障を招く恐れが高いです。
関節の周辺筋肉群や腱類の柔軟性と弾力性を強くやわらかくする目的を持つ事が、パフォーマンスアップにつながり故障防止に効果的です。
さて、スクワットですが、立ったところから大きくひざを曲げさせ、おしりが地面に着くぐらいまで下げる事を繰り返すスクワットは百害あって一利なしと思ってください。
数が少なければ、問題は出にくいですが、ひざを自ら痛めている事となります。
早急にやめさせましょう。
正しく、目的を持ったスクワット。
スクワットで柔軟性のある強い筋肉群を作る事を目的とし、また、日本人特有の骨盤の後傾を前傾へと導くのを目的とします。
柔軟性のある強い筋肉群とはこのスクワットの場合、太ももの裏側、則ち、ハムストリングスです。
この目的を持ったスクワットの場合、ひざを曲げると言うよりは、お尻を後ろにつき出すようにします。その時決して、ひざはつま先より前に出ないようにします。
出来ればひざの位置はそのままの方が良いです。
お尻を後ろに強くつき出す動きに加え、その時に足裏の体重はフラットな状態から足裏の外側へ体重移動します。この動きを後ろにおしりを突き出すのと同時に行うのです。
ハムストリングスの硬化がある人はお尻を強く後ろにつき出したとき、地面からお尻の距離が長く、
逆にハムストリングスに硬化がない人の場合には、おしりの位置が地面と近くなる傾向があります。
この、正しい、目的を持ったスクワットを行うと、太ももの裏側の筋肉群(ハムストリングス)が伸縮(ストレッチ)する感覚が出ます。ひざへの負担は感じなければ正しく行われている証です。
アスリートにおいて、効率的にトレーニングし稼働率を高めたいのが、このハムストリングスです。
ひざを深く曲げ、お知りが地面に着くようなスクワットはひざにものすごい負担をかけます。
ひざ痛の原因です。
我がチームでは、在団中に正しく指導しておりますが、中学へあがりスクワットの際にそれを行うと、
「そんなやり方はダメ!」と怒られるそうです。
それも、私は承知していますので、指導者が見ているときはその通りに、見ていないときは教えた正しいやり方でスクワットをやりなさい。
良い意味で、上手にさぼりながらがんばりなさい。と言うしかないのが現状です。^^
そうは言ってもまじめな子供ほど、まともにやっちゃうんですよね、、、。
スクワットをやらせておいてひざ痛は成長痛ではないですよ。
殆ど、成長痛といって流されてしまう現状にあきれ返ってしまいます。
文章では理解が難しいかもしれませんが、この、目的を持った正しくスクワットをする事により、ひざ痛どころか、ひざ痛の防止効果も大きくあります。懸念のオスグット防止効果もあります。^^
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確かにスクワットを膝の屈伸運動と勘違いされている方がいるのは事実です。
股関節の運動に関する理論とと重要性が意外なほど意識されていません。
2010/5/18(火) 午前 11:49 [ 野球小僧 ]
こんにちは^^コメントはホント励みになります。
ありがとうございます。
屈伸運動は目的が全く異なりますね!
今後ともよろしくお願いします。
2010/5/18(火) 午後 1:50
監督さんこんにちは^^
私も以前からずっとそう思っていました。
成長期の子供にやらせるべきではないのではと…。
昔のうさぎ飛びと同様な気がします。
野球の指導にかかわってる方々で
成長期の子供の体を性格に理解して正しい知識を持ってる方少ないですね。
中学の部活野球になると悲惨な状況も多いです!
2010/5/19(水) 午後 1:29
hipさんこんにちは^^
コメントはホント励みになります。
まあ、仕方がないでしょう。^^
そういう体質なんです。
中学部活しかり、中学硬式クラブチームでも同じような状況をよく見ます。
良い意味で、上手にさぼる事が出来れば良いのですが、、、。^^
2010/5/19(水) 午後 2:59