去年、阪神甲子園球場で、野球を観戦中に折れたバットが顔に当たり、けがをした女性が阪神球団を相手取り、およそ1300万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
代理人弁護士によりますと、去年10月、兵庫県内に住む30歳代の女性が、阪神甲子園球場の3塁側内野席でタイガース戦を観戦中、折れたバットの一部が観客席に飛び込み、女性の顔を直撃。右ほほを数針縫うけがをしました。治療費は阪神球団が全額負担しましたが、傷痕が残ったため、女性は、「球団の安全設備が不十分だった」として、およそ1300万円の損害賠償を求めて、神戸地裁尼崎支部に訴えを起こしました。阪神タイガース広報部は、「訴状が届いていないので、現段階ではコメントできない」としています。
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